発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

発達障害へ理解がない夫に私のアスペルガーを受け入れてもらえた

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夫は、私のできないことは大体受け入れてくれてるのに、私が発達障害だということは受け入れてくれてませんでした。しかし、やっと受け入れてもらえたようで、うれしかったのでそれをまとめてみました。

 

 

未診断の発達障害の悩み

 

私は、人生どん底のときに自分を変えたくて自分を見つめ直しました。そのときはお金も時間もなくて、ただ自分を知っていくしか方法がなかったんです。そして、自分を変えて、自分がASDだと自覚して、自分のダメな部分を改善して人並みの生活が送れるようになりました。

 

ただ、現在の精神科だと発達障害の診断は生活に困難が出てるというのが前提としてあるんです。なので、今の私は困難がないから受けられないんですよね。でも、医師の診断を受けていない発達障害って周りから認めてもらえないんですよ。特に、表面上は定型発達の人と同じですし。

 

それに発達障害の治療を受けている方の中には未診断の発達障害を嫌がる方もいます。これは理由がわかります。私がうつ病のとき、うつ病を装っている人が嫌でしたし。だから、胸を張って発達障害ですとも言いにくいと感じてます。なので、現状誰にも私が発達障害だとははっきり受け入れてもらえていないんです。

 

それに、私も自分がASDなのか不安なときがあります。ASDだとは思うけど、嫌なことから逃げたくて言い訳にしてるんじゃないかと不安になります。もしかしたら、ただのダメな人間で、言い訳のためにASDだと思い込んでいるんじゃないかと悩むときもあります。だから、私は定型発達の人の中にも発達障害の人の中にも入れません。人間の中の一人ってだけです。

 

私のできないことは受け入れる夫

 

発達障害が改善してから夫とは出会い、結婚しました。なので、発達障害を改善する前の私を知りません。もちろん、お付き合いする前に私は発達障害だとは伝えてましたが否定されました。

 

そんな夫は一般の人とは違い、私のできないことをある程度受け入れてくれます。人の声が聞こえにくいこと、映像を頭の中に浮かべられないこと、手足の動きが雑なことなどはある程度受け入れてくれています。できないことを言われてもできないと伝えれば対応策を一緒に考えてくれます。説明がわからないと言えばわかるように絵に描いてくれますし、料理中は特に声が聞こえないから私が料理をしているときはキッチンのすぐ近くに座ってます。おかげで、少しずつ一人では改善できなかった部分が改善されてきています。

 

ですが、私が発達障害だとは受け入れてくれていません。なので、昔の私がいかに何もできなかったかを説明しても理解してもらえません。脳の構造上できないことがあっても基本的には努力をすれば改善できると思っています。

 

okamati.hatenablog.com

 

それに、夫自身複雑なものを抱えています。上記の記事の通り毒親育ちです。しかも、夫自身にも発達障害の傾向があるのですが、無自覚で尚且つ努力で改善した人です。なので、できないことが理解できません。でも、どれだけ努力をしてもできないこともあるんです。それを全く理解してもらえません。

 

ちょっと爆発した

 

そんな夫なので、たまに「最近返事がないときがあるから気をつけて」とか言われます。そして、今日も「お前は物や人に対して感謝の気持ちが足りない」と怒られました。

 

okamati.hatenablog.com

 

okamati.hatenablog.com

 

上記の記事にも書いたんですが、私は人や物に好きという感情を持ったことがありませんでした。現在、やっと夫や子どもに愛情を持てるようになったんです。ずっと優しさや思いやりも知りませんでした。そんな私だったから、自分が一番人として大切な部分が欠けてるのは理解してます。自分が欠陥人間だって自覚してます。

 

今までの人生で「これはずっと私が大切にしてたもの」なんて言える物が1つも無いんですよ。ずっと自分が欠陥人間だと思って生きてたんですよ。「感謝の気持ちを努力したら持てるなら今すぐにでも持ちたいよ」と感情が爆発してしまいました。

 

言葉を選びながら伝えました。私は発達障害だということ、自分の小さい頃からのこと、どんな風に自分を変えたか、今もできないことがあること、努力をしてるけど私の能力ではできないこと、今の目標、そして子どもは発達障害の可能性があること、そのために産まれたときからずっと対策を取っていることを伝えました。

 

そして、現状では私は発達障害だと医師にも認めてもらえない可能性が高いことも説明をして、少しずつ変わっていくから待ってほしいと伝えました。夫から見たら何も変わっていないかもしれないけど、私は普通の日常を過ごしながら子どもの成長を気にして、毎日自分とも向き合って少しずつだけど変わっていることを知ってほしい。発達障害を受け入れなくてもいいし、理解してくれとも言わないけど、努力をしていないと決めつけないでほしいと伝えました。

 

夫の反応

 

その後すぐに子どものお風呂の時間になったので、話を中断して夫にお風呂へ入れてもらったら、お風呂から上がってきたとき「俺もさっきのお前みたいにちゃんと親に伝えれば何か違ったのかなぁ」と言ってました。私の言葉に何か感じてくれたみたいです。

 

私としては見た目だけで努力をしてない、がんばっていない、怠けていると判断されたくなかっただけなのでこの反応で十分満足しました。気持ちが伝わっているのがわかっただけでがんばれます。発達障害を受け入れて理解してほしいわけではなく、できないなりにがんばっていることを知ってほしかっただけなんです。褒めて欲しいわけでもないんです。ただ、前を向いて生きていることを知ってほしいだけだったんです。

 

まとめ

 

私の発達障害を知ってもらえ、子どもに発達障害の可能性が高そうなことを理解してもらえたのでよかったです。これで、家族で前を向けそうです。