発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

「夫がADHDの可能性がある」と自覚がない夫へ伝えた結果

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人に何かを指摘するのって勇気がいりませんか?特に、それがその人にとって辛いこととか嫌なことだったりするとさらに勇気がいります。

 

私は、今日夫に夫自身がADHDの可能性があることを伝えました。勇気がいたけど、伝えなければ今後家族に問題が出てくるのが目に見えていたのでスルーできなかったんです。その伝えた理由と結果をご紹介します。

 

 

夫の個性

 

okamati.hatenablog.com

 

okamati.hatenablog.com

 

上記の記事通り、夫は毒親育ちです。そして、私の判断だけですが、ギフテッドでADHDです。他にもあるかもしれませんが、生きる上で困難になっているのはこの3点なんです。

 

夫は普段ギフテッド特有の個性が表面に出ますが、疲れたりストレスが溜まるとADHDの個性が強く出ます。なので、普段はADHDの個性はいい個性として夫の能力を発揮させているんです。だけど、疲れると衝動的な行動が増えたり、片付けができなかったりしてきます。でも、基本的にはこれらに問題はないんです。問題だったのは夫の考え方です。

 

自分が人よりIQが高い故に周りと違いがあるとはわかってはいましたが、他の違いは認識してませんでした。なんなら、自分は正しくて周りは間違っていると思っていました。周りはダメな人間ばかりだとさえ思っていました。そして、その考えにより周りへの風当たりは強くなります。なので、周りとのコミュニケーションに酷く疲れるんです。

 

これから起きるだろう問題

 

現在、夫婦の間にもうすぐ2歳の娘がいます。そして、私はこの子の育児で問題が起きることを危惧しました。

 

私は、育児は褒めて成功体験を増やしてあげるべきだと思っており、なおかつ夫婦二人とも発達障害なら子どももその可能性が高いと思ったので、かなり大げさに褒めます。発達障害の子は愛情や優しさを受け取りにくい子がいますから、絶対伝わるように大げさに褒める必要があったんです。その姿を見て夫はよく笑ってました。でも、たまに戸惑った表情を見せるんです。

 

それに、もうすぐ2歳ともなるといたずらなども増えますし、自我が出てくるので親の言うことを聞かないときも出てきます。そんなとき夫は優しく叱りますが、たまに複雑な顔をしてるんです。

 

推測ですが、どうしても自分の幼少期と子どもを比べてしまうんだと思います。「叩いたらダメだとわかってるけど、俺は親に叩かれたのに」とか「俺は親にこんなに褒めてもらったことがない」とか思うんだと思います。

 

実際、私が夫を褒めると夫は「褒められるようなことはしてない」と少し反発します。そんなときは「私がうれしかったからだよ。いつもありがとう」と言って納得させてますが、褒められてうれしいって態度を見せてくれたことはありません。

 

夫は子どもにヤキモチを焼くし、子どもに嫉妬するんです。その気持ちは間違っていないし、夫の素直な気持ちだから受け入れてます。でも、夫が男である以上、この気持ちが間違った方へ行くと私と子どもが傷つく可能性があるので、悪化しないうちに対策を取らなければいけませんでした。

 

それに夫が娘のしたことに対して「これが男やったら絶対叩いてる」という発言が増えてきたんです。この言葉が出るということは、子どもが女の子だから叩かないけど男の子なら叩いてるということですし、この言葉自体が暴力ですからね。

 

なので、自分が正しいと思っている夫にとって、理解できないことを子どもがたくさんする前に対策を取りたかったんです。

 

段階を踏んで告げる

 

ずっと伝えずに褒めることで夫に変わってもらおうと思ってました。たくさん褒めて、たくさん夫の気持ちを受け入れて、自然と夫が変われるようにがんばりました。そうやって何年もしてきたけど、やはり伝えずに変わってもらうには限界があったんです。自分の個性を理解せずに他者を受け入れてもらうのは無理でした。どうしても伝えなければ変われないと判断しました。

 

しかし、どんなことでもいきなり告げると相手は困惑するだけなので、少しずつ段階を踏んで告げるようにしました。

 

  1. 書いてるブログの内容を少しずつ伝え、夫に発達障害という言葉に慣れさせる
  2. 夫の個性や能力をステキな魅力として伝える
  3. 私が発達障害だと受け入れてもらう
  4. 夫にADHD、ギフテッド、子どもの頃の経験の影響を伝える

 

ブログを夫は見てませんが、別に隠してないのでこんな記事を書いてるとやんわり伝えてました。そして、今まで以上に夫の個性や能力にポイントを置いた褒め方をしました。そんな日々を続ける中、下記の記事にも書いたんですが、私が夫の言葉に爆発してしまい私のASDを訴える機会があったんです。

 

okamati.hatenablog.com

 

夫は少し私のことを受け入れてくれました。なので、今が夫婦で発達障害に向き合う時期なのかもしれないと思い、鉄は熱いうちに打てという感じで今日、夫にADHD、ギフテッド、過去の経験の影響を伝えました。

 

言葉を選んで、丁寧にゆっくり伝えました。夫は手で口を隠しながら黙って話を聞いてくれました。人が手で口を隠すのって、自分が見抜かれてるときとか自分の気持ちを隠したいときに出てしまう仕草なんです。特に、夫は今まで自分の本当のことを指摘される経験があまりなかったので、自分の内面で思い当たる節があることを言われると手で口を隠す癖があります。

 

なので、何か伝わったかなぁと思っています。反応としては怒ることもなく淡々としたものでした。これからジワジワと効果が出てくることを期待します。当分はこのことは夫婦間では放置ですね。自分で考えることも必要ですし。

 

まとめ

 

まだ伝えただけなのでこれからどうなるかはわかりません。でも、夫も子どもも守るために早く対策をとって円満な家庭にしていきたいです。