発達障害な私の育児日記

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急な変更に対応できない!アスペルガーな私がした改善方法

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ASDの特徴の一つに《急な変更に対応できない》《自分のルーティンを崩されると腹が立つ》というのがあります。これが実は意外と厄介です。特に、社会に出ると嫌でも他の人に合わせなくてはいけない場面があるので、その度にストレスが溜まり体調を崩してしまいます。周りも急な変更を伝えられないからとても困りますよね。周りも本人も大変です。

 

そんな《急な変更に対応できない》というのを最近、私は改善できてきたのでその方法をご紹介します。 

 

 

自分の決めたことを変えられない

 

ASDは、様々な部分で短いスパンの予定を立てています。今日は〇〇をして〇〇をすると1日の予定を立てていても、その中に細かいたくさんの予定が組まれているんです。

 

例えば、「通学はこの道を通って何分で着くように行く」とか「朝はご飯を食べてから着替えて歯を磨く」とかです。その歯を磨くのもこういう風にするという予定が組まれています。これらがルーティンと呼ばれる行為です。

 

なので、細かい予定がたくさん組まれている1日のことは前日には決まっているので、急に変更を言われると自分の立てた予定が狂うから腹が立つし、対応できないんです。

 

私は、1日のやることは曜日ごとに決まっています。なので、朝にいきなり「〇〇に行って〇〇買ってきてほしい」とか言われたら腹が立ちます。予定が狂ったと思ってしまうんです。「今から〇〇へ行こう」と急に言われても、そこがとても行きたい場所であっても腹が立ちます。

 

でも、これではダメなんですよね。ですが、この《急な変更に対応できない》というのは一人では改善できないんです。周りに迷惑をかけつつも、周りに協力をしてもらわないと改善できません。一人では急に予定を入れるなんてこと絶対しませんから。

 

まず、大切なのは周りの人の考えを知ることです。

 

予定を立てられない人もいる

 

私は、予定を変更する人は自分勝手な人だと思ってました。だからこそ、自分が腹が立つのは正しいと思っていたんです。でも、たくさん調べた結果みんな正しかったんです。

 

世の中には予定を立てられない人がいます。特にADHDの人は衝動的な行動も多いので、その場その場の思いつきで行動をすることを好む方も多いです。

 

予定を覚えていられない人もいます。覚えていられないからこそ、約束をしたがらない人もいます。

 

予定が詰まり過ぎるとストレスが溜まるため、直前にしか約束をしない人もいます。

 

全く気にならないから、急な予定も事前に予定を組むのにも対応できる人もいます。

 

みんな正しいんです。世の中、いろんな人がいるんです。自分の意思を通すと誰かが嫌な思いをしてる可能性もあるんです。自分が満足する行動をするためには、誰かの気持ちが犠牲になっているかもしれないんです。

 

このことに気づいたときから少しずつ急な変更に対応できるようになってきました。

 

改善させたいときは優先順位を決める

 

最初にしたことは優先順位の確認です。行動一つ一つを別に考え、何を一番に改善したいかを自分の中で決めるんです。この場合だと《対応できない》のと《変更に腹が立つ》を別々に考えます。

 

私は、まず急な変更に対応できるようになりたかったんです。その後、急な変更に腹が立たないようにしたかったんです。なので、急な変更に対応できるようになることを優先しました。

 

簡単です。嫌でも腹が立ってもいいから変更に対応するんです。態度に出てもいいから対応すると決めました。ただ、言葉には出さないようにしましたけどね。言葉にさえ出さなければ、態度に対しては後からなんとでも言い訳できますし。そして、対応できたら自分を褒めました。ただそれだけです。

 

最初の頃はイライラしながら対応してましたけどね。でも、イラつきを隠すよりも変更に対応することだけを考えて行動したんです。大切なのは対応できたって成功体験を増やすことです。

 

そして、それをずっと繰り返していると、そのうち変更にも当たり前のように対応できるようになってきます。そしたら、次は何故急に予定を変更しなくちゃいけない状態になったかを考えるようにしました。

 

相手に何があったのか、相手は予定や約束をどのように考える人なのかを考えるようにしました。そうすると「これは仕方のないことなんだ」と受け入れられることが増えてきます。そして、受け入れられたらまた自分を褒めます。ただその繰り返しをしました。

 

今も多少腹は立ちますが、おかげで大半のことは笑顔で受け入れられるようになってきました。受け入れられるようになるとストレスが減るのでかなり気持ち的には楽です。周りも私に気を使わなくてよくなるのでストレスが減りますしね。

 

癇癪を辞めさせたい場合

 

先程は、対応できるようになってから癇癪を辞めるという順番で改善した話を書きました。しかし、これはASD本人の意思で改善するときだけ有効なんですよね。周りがASDに対して思うのは、まず怒ったり泣いたりしないでほしいということだと思います。その場合も、癇癪を辞めさせてから対応できるように、優先順位を考えて一つずつクリアできるように教えていく必要があります。

 

  1. 癇癪を起こせしたとき「いや」と言うように教え、「いや」と言えれば気持ちを受け入れてあげる
  2. 癇癪を起こさずに「いや」と言えるようになれば、嫌な理由を聞いてどんな理由でも受け入れてあげる
  3. 「いや」と嫌な理由を言えるようになれば、こちらが何故変更してほしかったかだけを伝える
  4. 落ち着いてこちらの理由を聞いてくれるようになったら、簡単なことで尚且つ変更することによってASDにメリットがあることを納得させてやらせる

 

できる度に褒めて少しずつ成功体験を増やせば、これで改善できると思います。決して声を荒げることなく、淡々と言い聞かせることによって年齢関係なくASDには改善する傾向が見られるはずです。

 

まとめ

 

こんな風に改善してる人もいるってだけの話です。でも、急なことに対応できないのって、本人もですけど周りもかなりストレスが溜まるんですよね。なので、改善するための参考になればうれしいです。