発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

スマホ育児をしていた理由、やめた理由、やめてからの子どもの変化

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スマホ育児には日々、様々な意見が出されています。私の子どもは現在一歳半ですが、最近までスマホ育児をしていました。しかし、夫婦で話し合った結果、スマホを子どもに触らせるのをやめようということになり、現在半月が経ちます。最初の1週間で変化が現れ、今はスマホを触らせないようにしてよかったと思っています。

 

ですが、スマホ育児がいいとか悪いとか言いたいわけではないです。基本的には、便利なものは使うべきだと思っています。しかし、スマホ育児をやめることで子どもに良い変化が現れたので、参考になればと思いまとめました。

 

 

 

スマホ育児をするきっかけ

 

産まれてすぐは昼間も寝室にいたけど、寝返りが出来るようになったため昼間は広いリビングにいさせるようになった時期が最初です。ゴロゴロとする子どもの横で、私がそれまで撮っていた子どもの動画を見ていたんです。気になってこちらを見る子どもに「これは産まれてすぐの頃なんだよー」など言いながらスマホで子どもの動画を観せていました。

 

それと、子どもに歌う歌は何がいいかわからないし歌詞もうろ覚えでわからなかったので、YouTubeで検索をし、その動画を観ながら歌ったりもしていました。どんな言葉に反応するかわからなかったため、子どもの前で英語の歌も動画を観ながら歌ってました。

 

どのようにスマホiPadを使っていたか

 

そこから自然と他の動画を観るようになり、あるときから東京ハイジさんの動画にすごく楽しそうに反応するようになったんです。それで、最初は少しだけだったのが、子守唄代わりに寝かしつけに使うようになり、家事で手が離せないときに大人しくしてもらうため観せ、外でどうしようもないくらいぐずったときに観せ…としているうちにどんどん観せる時間が増えました。

 

その後、後追いが始まり、最初は「ちょっと待っててね」と言ったらわかって大人しくしてくれていたのが、扉を開けられるようになると待たなくても行けばいいと気付いたらしく、私の後を付いてきてはしていることをなんでもしたがるようになってきました。家事や料理中もちろんのこと、トイレから何から何までずーっと付いてきます。うれしいんですけどね、一人の自由な時間がないとしんどくなる私にはつらかったです。

 

下記の記事にあるように、後追いで泣かれるのが自分自身耐えられないのがわかっていたので、新生児の頃から対策はしていたんです。

 

okamati.hatenablog.com

 

なので、泣くことはありませんでしたが、ずっとついてこられるのが耐えられなかった。「子どもが昼寝しているとき自由でしょ?」って思う方もいますが、子どもが寝てる間にやらなければいけないことがあるから全く自由な時間がないんですよ。

 

そんなとき、スマホを触っていたら触りたいとぐずりだしたためYouTubeをつけて渡しました。じゃあ、一人で大人しく観てくれてるようになったんです。正直、ストレスから解放されてホッとしました。それからずっとスマホが触りたいと言えば触らせていましたし、途中からはYouTube kidsを観せ、好きにさせていました。

 

スマホ育児をやめようと決めた理由

 

そんな日を続けていると、どんどん子どもはスマホ固執するようになりました。親が触れば渡せと泣き、とりあげればもっと観たいと泣き、渡していれば楽だけど、これでいいのか不安になってきました。あまりのスマホへの固執ぶりに夫婦共に不安を覚えたため話し合った結果、子どもは“スマホ依存”に近い状態にあるからこのままではいけないので、子どもにスマホを触らせないのはもちろんのこと、大人も子どもの前ではスマホを触らないようにしようと決めました。

 

スマホ育児をやめた結果

 

話し合った次の日から全く子どもの前ではスマホを触らず、子どもにも触らせなかったため、最初はかなり泣いて大変でした。iPadスマホもあるのはわかっているのに届かないイラつき、それと生活の変化に対応できないイラつきとで、こちらがへこたれそうになるくらいかなり泣いていました。

 

でも、泣くのは2日ほどで治り、その後はまた普通に私の後ろをずっとついてくる生活になっています。ただ以前と違い、おもちゃ箱から絵本やおもちゃを持ってきては、これで遊んでほしいと訴えてくるようになりました。

 

子ども自身の変化

 

スマホ育児をやめて起こった1番の変化は、子どもの精神状態が安定したのか、あまり泣かなくなりました。泣いても少し慰めるだけで泣き止んでくれるようになったんです。それに喜怒哀楽の感情が大きくなり、うれしいってことを今まで以上に体で表現してくれるようになりました。夜の寝付きもよくなりましたし、スマホ育児をやめてからの方がいいことが多いです。

 

唯一のデメリットは、親の自由な時間がなくなったことですね。今でも子どもの性格なのかずっと後をついてこられますが、現在は親がスマホを少し触っていても泣くことはないし、時間のやりくりが私自身上手になって、多少の自由は作れるようになったので、それで落ち着いてます。ですので、トータルで考えてもスマホ育児をやめてよかったと思っています。

 

そんなスマホ育児ですが、スマホ育児をしていたからこそわかるメリット、デメリットがあります。

 

スマホ育児のメリット

 

・動画を観せることで子どもの成長がわかる

 

最初の頃は、東京ハイジさんのみだったんですが、次第にピンキッズさんなど他の歌の動画も観るようになり、だんだん物語も楽しめるようになり、という感じで楽しめる動画が少しずつ増えていったので子どもの成長を感じられました。

 

・様々な言語を聴くことができる

 

ピンキッズさんやBabyBusさんなど、同じ歌を様々な言語で配信されている方も多いので、子どもは英語や韓国語などの他国の言語も普通に聴いていました。他国の言語に最初は拒否感を示しますが、何回か聴いてると耳が慣れるのか聴いてたんです。スマホ育児をやめる前は、私にはどこの国の言葉かもわからない国のアニメも普通に観ていました。このように親だけではできない他国の言葉に触れさせられるのは最大のメリットだと思います。

 

・知識を蓄えられる

 

地震のときの子どもの反応にも書きましたが、地震の動画を事前に観せていたため、落ち着いて地震に対応できました。 

okamati.hatenablog.com

このように、言葉がすべてわかるわけではない子どもに教えるときにはYouTubeなどの動画はすごく便利です。

 

・親が保険を持てる

 

スマホで動画を観せれば落ち着いてくれる”という、いざというときの保険を持てるのは親には助かります。本当に観せなくても、その保険だけで親は心に余裕を持てるので、育児にも余裕が出てきます。これは、子どもも親も笑顔で過ごすために大切なことだと思います。

 

スマホ育児のデメリット

 

・子どもが勝手にスマホを触ることで余計なことをされる

 

スマホを触らせるから、気が付いたら勝手にYouTubeにコメントをしていたとか、勝手に電話をしていたとかよくあることだと思います。実際、子ども向けのYouTube動画には、意味のわからない言葉のコメントがかなり多いんです。これはちっちゃい子どもの手で勝手にしたんだろうなぁと微笑ましくなります。

 

しかし、勝手にAmazonで購入してたとかのトラブルもあると聞きます。私も勝手に電話をかけていて困ったことがありました。なので、スマホ育児は周囲とのトラブルを招きかねないことは自覚しておいてください。

 

スマホにより骨格が歪む可能性がある

 

実際、私の子どもは肩が張っていたこともありました。近い距離で変な体勢で観ていたからだと思います。なので、成長過程の大事な時期に、スマホを観せるのは子どもの骨格に影響がある可能性もあると思ってください。

 

子どもの現在

 

完全にスマホを断ったわけではないです。もともと、夫婦ともにテレビを観ず、iPadで趣味の動画や映画などを観ていたため、テレビ=iPadと思っているところがあります。なので今は、朝の忙しい時間に、高い棚の上にiPadを乗せてHuluなどでアンパンマンを観せたりしています。雨の日もそんな状態でアンパンマンを観せているときもあります。

 

しかし、棚から離れないと観えない位置に置いているので、子どもにはiPadスマホを触っているという自覚はなく、テレビでアニメを観ているのと同じ感覚で観ています。もちろんスマホは触らせないし、子どもの観たいものを観せているわけではないので、それに固執することはありません。

 

まとめ

 

人によって私たち家族の状態は、結局今もスマホ育児だと判断される方もいるとは思います。ただ、テレビがよくてiPadなどのタブレットがダメだという理由はただの屁理屈だと思います。便利なものがあるのに使って何が悪いというのが本音です。時代が変われば物も変わるんです。

 

子への愛情はどの時代も変わらないんですから、周りの環境が多少違っていても、昔同様、親の愛情は子へ伝わっています。しかし、スマホを操作させないだけで子どもが変わったのは事実なので、スマホ固執している状態にあるなら、一度ご家族でスマホを触らない環境にしてみてください。いろんな変化を感じられるかもしれません。