発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

アスペルガー症候群の思考と会話 3

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前回、前々回、に続き、今回は自分の印象を変える話し方のコツをまとめました。

 

okamati.hatenablog.com

 

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この記事の注意点

 

・誰にでもわかりやすいように、正式な言い方ではなくアスペルガー症候群の方を“アスペルガー”、アスペルガー症候群ではない方を“一般の人”と書きます。

・この記事は専門家ではなく、あくまでもアスペルガーが気づいた持論です。

・例で出した会話が標準語に直せなかった部分があるため一部関西弁です。

 

以上のことはご了承ください。

 

アスペルガーの話し方の特徴

 

アスペルガーは、比較的早口で理由を話してから結論を話す場合が多いです。それに、アスペルガーは話すタイミングを掴みにくく、相手と話すタイミングが被ることがあります。特に、顔が見えない電話だと被りやすいですね。ですが、これらの特徴は少し意識するだけで変えることができ、話し方が変わります。

 

意識するポイントは次の4つです。

 

話す前に少しだけゆっくり息を吐く

 

話す前に、少しだけゆっくり息を吐いてください。これにより、会話が被るのを防ぎ、少し力が抜けた状態で話すことができます

 

ちょっとだけ会話の間に間を空ける感じで、「ふぅ〜」って相手にわからないくらい軽くゆっくり息を吐いてみてください。息を吐くと肩の力が抜けませんか?少し力が抜けたくらいの方が優しい声になります。同じ内容を同じように話しても声が違うだけで人の印象は変わるんです。状況にもよりますが、強い声で話すより優しい声で話す方が好印象を持たれます。

 

それに、間を空けて話すタイミングが被らないようにするだけで、ちゃんと話を聞いてくれていると周りが判断してくれます。自分の話と被るように話をされると「私の話は聞きたくないの?」ってみんな思ってしまうんです。人って、“この人は自分の話を聞きたくないんだ”と判断した場合、相手の話を聞こうって気になりません。聞く気はあるのに、話すタイミングが被るだけで印象はどんどん悪くなってしまうんです。なので、優しい声で相手と被らないように話すために、「ふぅ〜」って相手にわからないくらい軽くゆっくり息を吐いてから話してください。

 

ゆっくり話す

 

意外と発達障害者同士って初対面からかなり話があって盛り上がることがあります。趣味が一緒とかの共通点がなくても盛り上がることがあるんです。それはなぜか…話すリズムが似てるからです。みんな自分のリズムってのを持っていて、会話でも行動でもそのリズムがベースになっています。誰かと一緒にいて、この人といるのは心地いいとか感じたことがありませんか?それはリズムが似ているからではないかと思います。

 

そんなリズムですが、会話ではアスペルガーと一般の人ではかなり違い、アスペルガーの会話のリズムの方が速いです。一般の人からすれば、自分のペースを乱すように速いリズムで話しかけられるのでいい印象は抱けないです。誰だって自分のペースで動いているときに急かされると嫌な気になりませんか?一般の人はそんなときの感情をアスペルガーとの会話に抱くんです。

 

ですので、相手より少し遅いくらいのリズムでゆっくり話してください。相手に言い聞かせるようにゆっくり話してください。優しい声でゆっくり話すとさらに効果的です。状況にもよりますが、相手が話すスピードより少しゆっくりに話すだけで、落ち着いた優しい人に見られますよ。

 

結論から話す

 

前回の記事の具体例①にも書きましたが、人は自分の時間を無駄にされるのを嫌います。それに、一般の人は行動を重視しますので“なぜそう思った”かはどうでもよく、行動のみを知りたがります。なので、話すときはまず結論だけを伝えましょう。それから理由を話しましょう。でも、言い訳はしたらダメです。

 

自分を擁護するために、特に失敗したときほどたくさんの言い訳を言いたくなりますが、言い訳はどこまでいっても言い訳でしかなく、お互いにプラスになるものを全く生み出しません。言い訳を言っていいのは、相手が理由を知りたがったときだけです。他は、苦しいけどグッと堪えましょう。でも、言い訳を言わなくすると、何故か自然と物事がスムーズに進むようになりますよ。

 

「ありがとう」「お願いします」「ごめんなさい」はきちんと伝える

 

思考の共感を重視するアスペルガーは、「ありがとう」「お願いします」「ごめんなさい」をあまり言いません。自分が言われなくても気にならないからです。でも、この3つを意識的に言うようにするだけで、物事は驚くほどスムーズに進みます。何かをしてもらったら「ありがとう」、何かをしてもらうときは「お願いします」、自分が間違ったときは「ごめんなさい」を言うだけです。

 

例えば、コンビニなどで急にレジが混んだときとかに、「次のお客様こちらどうぞ」とか言われることあるじゃないですか。そのときに「お願いします」って言って商品を出すだけで、店員さんの対応が良くなるんです。会計をしてもらって帰るときに「ありがとう」って言うだけで、店員さんの対応が良くなるんです。「そんなんで態度を変えるなんて!」みたいに思う人もいるでしょうが、人間そんなもんです。

 

優しい声をかけてもらえればうれしいし、自分の行動に言葉をかけてもらうだけでやる気が出ます。「ありがとう」「お願いします」「ごめんなさい」の3つの言葉は、積極的に使ってください。少し雰囲気が悪くなった場面でも、これらの言葉を言うだけで雰囲気が良くなりますよ

 

まとめ

 

以上4つがすぐに取り組める、話し方を変えるポイントです。4つ同時に変えることは難しいでしょうが、1つずつでも変えることで自分への対応の変化を感じられます。私でもできたので大丈夫ですよ。周りからの評価が変わりますので、ぜひやってみてください。

 

次回は、聞き上手になる方法などをまとめます。相槌を打つコツさえ身につければ、あなたもすぐに聞き上手になれますよ。 

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