発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

ストレスをためない上手な怒られ方

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人に怒られるのって嫌ですよね。怒られると腹が立つ人もいれば恐怖を感じる方もいます。怒られるのってストレスになりますよね。しかし、他人の怒りの感情と向き合ってなぜ怒っているのかを理解すれば、毎日の生活のストレスが減らせます。なので、他人の怒りの感情と向き合う方法、ストレスを溜めない怒られ方をご紹介します。 

 

他人の怒りの感情との向き合い方

 

前々回の記事で人の怒り方と怒る理由をまとめました。人は怒るとき、自分のために、自分の感情のまま、相手のことなど考えずに自分がスッキリするためだけに怒ります。大声で罵声を浴びせたり、ただ相手を傷つけるためだけにひどい言葉を浴びせたりします。そして、《怒り》と《叱る》は全くの別物だとも書きました。

okamati.hatenablog.com

そして、前回の記事で自分の怒りの感情と向き合う方法をまとめました。怒っても口を閉ざして、なぜ自分が腹が立ったのかをずっと考えてたら、当初は気づかなかった自分の素直な気持ちに気づけるんです。その素直な気持ちに気づくことが大切だと書きました。

okamati.hatenablog.com

なぜ、過去2つの記事に分けてこれらを細かく書いたかというと、今回書く《他人の怒りの感情》を理解するためです。

 

前回と前々回の記事を簡単にまとめると、人は本当に怒ってる理由に気づかぬまま、表面の出来事だけにスポットを当て、自分の都合のいいように解釈をし、自分の気持ちをスッキリさせるために怒るってことなんです。

 

でも、大半の人はこのことに気づけません。だからこそ、怒っている自分は正しいと思っている方も多いです。その理由は、自分のためにする《怒る》という行動と、相手のためにする《叱る》という行動の違いを理解できてないからなんです。

 

相手のために、自分の感情を抑え、相手にしっかりと伝わるように、相手が成長できるように伝える行動を《叱る》と言います。《怒る》と《叱る》は別物なんです。

 

なので、大げさに言えば、自分本位に怒っている人に対しては相手の言葉に耳を貸さなくていいです。ただ、怒る原因となったであろう自分や周りの言動を考えましょう。何か相手に怒りを感じさせることをしたんでしょうから、何をしたかだけ考えましょう。

 

アスペルガー症候群こそ怒りの感情と向き合ってほしい

 

この他人の怒りの感情を理解するのはアスペルガー症候群の方にこそしてほしいんです。他人の怒りを理解できれば、相手の言いたいこと、言葉の裏や真意というのがわかるようになります。

 

アスペルガー症候群の方は、言葉をそのまま受け取るので、言葉の裏や真意というものに気づけません。なので、ただ自分がスッキリするために怒ってあなたを傷つけているのに、それに気づかず相手の言葉をそのまま受け止めてしまい、傷ついてしまう人が多いです。言葉の真意は他にあるのに、表面の言葉にだけ反応してしまうんです。

 

特に、怒られながら「あなたのために言ってるんだよ」とか「俺はこんなこと言いたくないけど、言わないとお前がわからないだろ?」なんて言われたら、それがうれしくても迷惑でも、私のためにしてくれてるんだと思ってしまうんです。

 

でも、これはあなたを支配しようとする人が言うセリフです。あなたを自分の思うように動かしたいから、あなたが責任を感じるようにわざと「あなたのせいで私はこんなに怒らなければいけない」と意味がとれる言葉を言っているんです。本当にあなたを想う人があなたを叱るときにはこんなセリフ絶対言いません。上記のセリフは自分を良く見せて、人を思い通りに動かしたい人が使う言葉です。

 

ですが、これらのような言葉の真意が本当にわかるようになるには、まず自分の怒りの感情と向き合うしかないんです。考え方や捉え方が個性的と言われるアスペルガー症候群でも、怒りに対する基本的な部分はさほど変わりません。悪口を言われたら腹が立つ、自分に攻撃されたら腹が立つ、自分のペースを乱されたら腹が立つなど、腹が立つ理由は一緒です。人を理解したければ、まずは自分を理解するしかありません。

 

発達障害とか関係なく、自分を理解できないのに人を理解するなんてことができるのは、自分の感情を混ぜずに冷静に客観的に物事を考えられるごく一部の人間だけです。大半の人は、自分の中の常識や無意識の思い込みを織り交ぜてしか判断できません。世の中の9割の人間は自分を理解せずに人を理解するなんて芸当はできないので、怒りに対するストレスを減らしたければまず自分の怒りと向き合ってください。

 

向き合って、怒りに自分なりのいくつかのパターンを見つけられれば、後はそれを自分で細分化していくだけです。そうやって他の人の行動や言葉の意味を自分の中で表みたいにしていけば、そのうち自然と怒りだけでなく様々な人の感情がわかるようになってきますよ。

 

上手な怒られ方

 

人は自分がスッキリするために怒ります。なので、怒られているときは言い訳などせず、相手が早くスッキリするように「すみません」「ごめんなさい」の謝罪の言葉だけを言って、後は相手にひたすらしゃべらせましょう。たまに、「そうですよね」「そう感じられますよね」って申し訳なさそうに相槌だけ打ってればいいです。

 

少し下を向いて申し訳なさそうな顔をして、たまに相手の口をチラッと見ておけば反省しているって勝手に判断して勝手に満足してくれます。相手が調子に乗ってさらに言葉を荒げたとしても、周りの人が怒られている姿を見れば止めてくれます。人がいなくても、心に栓をして「この人よくしゃべるなぁ、普段人と関わることが少なくて寂しいのかなぁ、かわいそうに」くらいに思って、頭の中では別のことを考えていたらいいと思います。自分本位で怒っているんですから、こちらが真剣に対応する必要はないんです。

 

あと、怒っても相手に何もせず無視する人もいます。そういう人には何もしない方がいいです。本当に1人にしてほしいのかもしれませんし。もし、構ってほしくてわざと無視してるなら、放っておけばそのうち相手から何か行動をしてきます。それから対処すればいいです。1人にしてほしい人なら、相手が落ち着いてから謝罪だけしておけばいいと思います。ただ勘違いしたらダメなのが、謝罪は基本的に自分のためにする行為なので、謝罪が受け入れられなくても怒ったらダメですよ。謝罪を受け入れるかどうかを判断する権利があるのは謝られた側ですからね。

 

そして、怒られたらなぜ相手が怒りだしたかだけは考えましょう。何回も同じことで怒られるのは嫌ですしね。相手が怒りだしたタイミングを思い出して、どの自分の言動で相手が怒りだしたかを考え、もう二度と同じことはしないと勉強すればいいんです。

 

ですが、相手が自分のために叱ってくれてるときはきちんと真剣に対応しましょう。相手は自分を想ってしてくれていることなんですから、それが多少的外れでも、気持ちは受け取り「ありがとうございます」って言いましょうね。自分が怒りを理解して叱ることができるようになれば相手が怒ってるのか叱ってくれてるのか判断できますので、叱ってくれてるときは素直に受け入れた方がその方との関係がよくなりますよ。

 

まとめ

 

他人の怒りの感情と向き合う方法と上手な怒られ方でした。怒るのも怒られるのもストレスが溜まります。なので、穏やかにストレスなく生活ができるように、ぜひ怒りと向き合ってみてください。