発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

発達障害者の性別の認識の曖昧さ 私の性別はありません

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発達障害者の性別の認識が曖昧だという話がTwitterに出ました。発達障害の方は、自分の性別の認識に曖昧さを感じている人もいらっしゃいます。性別の認識に関してはなかなか触れにくいことなので私も誰にも話したことはないですが、こんな人間もいると知ってもらえればと思ったのでまとめました。

 

 

性別の認識

 

母親の胎内にいるときのホルモンを浴びる量によって性別の認識が変わってくるらしいです。細かい説明をされている記事もありますが、そこは省略します。

 

発達障害性同一性障害とを関連づけて考える説もありますが、発達障害とか関係なく性同一性障害の方はいます。こうだからこうなると決めつけると、思い込みによりそのように変化をしていく可能性があるため、あくまでもこういう人もいるよってだけの話だと思っておいた方がいいと思います。

 

自分のことがわからないときに「あなたは〇〇だよね」と言われると、少し当たっているだけで相手が理解してくれたと思って喜びを感じてしまいますが、思い込みによって人は簡単に変わるので、特に言葉を間に受けてしまうアスペルガー症候群ASD)の方は右から左へ聞き流してください。

 

私の外面と内面

 

私の外面での性別の曖昧さは、人差し指と薬指とでは薬指の方が長い、頭囲が大きいことです。関係あるのかないのかはわかりませんが、女性らしい体になるのも遅かったですし、初潮も中学3年になってからでした。ずっとショートカットだったからというのもありますが、小さい頃は男性に間違われることが多かったです。中学生以降は髪を伸ばしていたので、男性に間違われることはありませんでした。

 

内面の自分の認識は、女性だとか男性だとかないです。ですが、思考は男性よりだとはずっと思っていました。でも、女性だということを否定する考えもありません。「私は人間だ」としか考えていませんが、世間では男性か女性かの区別が必要らしいので、自分の見た目の女性を受け入れているだけです。好みも、もともと何に対しても興味があまりなかったので、女性らしいイメージのものに抵抗あるなどもないです。女性・男性というより、自分がどう思うかで判断してきました。

 

人間関係

 

学生の頃の友達は女性が多かったですが、人にあまり興味がなかったので、なんとなく一緒にいたのが女性というだけでした。しかし、社会人になると女性と全く話が噛み合わないことが増えました。

 

女性が興味があるファッションやコスメに興味が持てなかったし、恋愛トークとかも女性の愚痴には全く共感できなかったので会話についていけなかったんです。恋愛の愚痴に関しては男性との方が話が合ったんです。

 

「「仕事と私どっちが大切なの?」って言われても、全く別物を一緒に考える方がおかしい。じゃあ、ニートでもいいのか」とか「「仕事で忙しいって言ってもトイレに行く時間はあるんだから、そのときに連絡してよ」ってわけわからんことなんで言う?トイレくらいゆっくりさせろ」とか、よく男性と愚痴ってました。なので、男性同士でしかしない話もよくされましたし、男性同士でしかしない話にも普通に共感していました。

 

なので、女性というだけで仲間意識を持って女性に話しかけられるのは苦手です。でも、同じ職業ということで話しかけられる分には抵抗はありません。今は主婦なので、主婦の方や妻という立場の方に話しかけられるのはうれしいです。その立場に必要な情報の交換などができますし。

 

恋愛対象

 

私は男性としかお付き合いをしたことがありませんが、別に恋愛対象が男性だけというわけではなく、女性に対する好みもあります。人間であれば年齢も性別も気になりません。ただ、見た目が女性なので同性とお付き合いをするきっかけがなかったというだけです。私から女性に告白をしたことがないからというのもあります。

 

ですので、同性愛とかは人間同士で付き合っていて何が悪いの?と思っています。物体や動物に恋愛感情を抱く方に対しても愛情を持つことはいいことだと思うので、様々な恋愛の形があっていいと思っています。だって、たまたま私は人間に恋愛感情を抱いたというだけですから。

 

役割

 

私が性別の認識が曖昧であろうと世間では女性の役割・男性の役割というのがあります。基本的には適材適所がいいと思いますが、やはり力仕事は女性より力が強い人が多い男性の方が向いていると思いますし、妊娠・出産に関しては女性にしかない能力なので女性の役割だと思っています。

 

なので、私は女性だから男性だからというより、目の前のことを効率よく行うことを考えたら、一般的には女性の役割とされているものを行うことの方が多いので普段は女性の役割をしています。世の中では女性差別とか男性差別とかもいろいろ言われていますが、持っている能力が違う以上、適材適所で考えるとどうしても男性を優先する場所もありますし、女性を優先する場所もあって当然だと思っています。

 

女性とか男性とかにこだわるから話が難しくなるんです。みんな同じ人間でそれぞれ持っている能力が違うだけなのだから、能力で適材適所に当てはめて役割を与えていけばいいのに、と世の中に対しては思っています。

 

しかし、これは私の性別の認識が曖昧だから考えられることなのも知っています。なので、世の中の人は常識とか思い込みなどに振り回されて大変だなと思っています。

 

夫との結婚理由

 

こんな私が夫と結婚した理由は、私自身の性別の認識の曖昧さを知らない夫が「女性だからというのではなく、人間性に惚れた」と言ってくれたからです。女性じゃなく1人の人間として好きだと言ってくれました。

 

ものすごくうれしかったです。どんな褒め言葉より一番うれしかったです。女性としてではなく人間として生きてきた私にとっては最高の言葉でした。なので、結婚を決めました。

 

現在の生活も、男性だからとか女性だからとかじゃなく、お互いの能力を考えて適材適所で生活を送っているのでとても楽です。1人の女性としてではなく1人の人間として接してくれるから、私も夫に対して男性としてではなく1人の人間として接しています。

 

まとめ

 

性別に関しては、内面の問題なんで難しいですよね。見た目じゃわからないから人に打ち明けることもなかなかできません。私も今まで人に言ったことは一度もないです。デリケートな問題でもあるので話題に上がることもなかなかないです。

 

でも、世の中の人が、大半は性別をハッキリと自覚していることを知ったときはビックリしました。自分で型にはめて、その型に嫌になってるなんて大変だなぁと思います。生物の1つの種類である人間として生きたら楽になりますよ。