発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

子どもへの性教育は親がしてほしい 私はたくさん傷つきました

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最近は子どもへの性教育が早くなっています。昔と比べ、子ども向けの性教育の本もたくさん出てます。それでも「そんな早くから…」と戸惑う方も多いです。

 

私の子どもはまだ2歳にもなっていないほど小さいですが、妊娠中から夫婦間で子どもへの性教育については話し合っていました。お互いの性行為への認識、子どもへの性教育の考え方を話し合っています。

 

小さい子が性被害にあうことも最近は多いです。それに、私は親に性教育をされなかったので間違った知識ばかり持ってました。若いときは苦労も嫌な思いもたくさんしました。なので、ぜひ性教育はきちんと親がしてほしい。 

 

 

親に性教育をしてもらえない子はどこで知識を得るか

 

私の十代の話なので二十年近く前の話になります。

 

私は、学校で男女の体の差などを習いましたが性行為などの勉強はありませんでした。それに、昔はネットなどの環境がない家庭も多く、ネットで情報を得るということはできませんでした。しかし、親と性に対しての話なんてしたことがないです。もちろん親に月経の説明はしてもらいましたが、それだけです。そんな私がどこから性行為の知識を得たかというと、友達や交際してる人、父が隠していたエッチな本でした。

 

友達や交際相手といっても同じくらいの歳の人ばかりです。興味範囲で本当か嘘かもわからない知っている知識を友達と共有するだけです。交際相手に至っては、私が何も知らないから男性にとって都合のいいことばかりを言いました。エッチな本に関しては、極端な書き方をした本が多く子どもだった私に間違った知識ばかりを植え付けました。特に、昔の私は言葉をそのまま受け取ってしまっていたので、周りから得る情報は全て本当のことだと思ってしまっており普通は間違いだと気づくことにも間違いだとは気づけませんでした。

 

《避妊はきちんとしなくてはいけない》という知識があったからよかったものの、交際相手が求めれば絶対受け入れなければいけないと思っていましたし、「俺のことが好きなら〇〇するはずだ」と言われれば嫌でも多少のことは受け入れていました。

 

男性が求めれば受け入れなくてはいけないと思い込んでいたので、性行為が嫌でも我慢していたら心が捻じ曲がり、性行為=自傷行為となり、心の傷はどんどん増えていきました。性行為=自傷行為という考えは今の夫に出会うまで消えませんでした。助かったのは、交際相手に変わった性癖の人がいなかったことですね。おかげで性癖はノーマルのまま大きくなれました。

 

変わった性癖の人々

 

そんな私は、性に興味がないけど偏見もなかったので何故か知り合いには変わった性癖の人が多かったです。なので、経験はないけど知識だけはある大人になりました。

 

そんな変わった性癖の人って苦労してる人が意外と多いです。自分の性癖が変だという自覚があるから交際相手やパートナーには隠しますが、やはり好きな人には伝えたいし、好きな人で自分の性癖を満たしたくなります。なので、勇気を出して伝えるとドン引きされて別れることも多いそうです。だから、別れたくなくて隠し続けるけど、性の部分で満たされないからずっと心が寂しいそうです。一番いいのは自分と同じ性癖の人ですけど、そんな人は簡単に見つかりませんしね。仕方ないと受け入れてる人が多いです。

 

そんな変わった性癖を持ってる人って何故自分がそんな性癖になったかをわかっている人が多いんです。「昔付き合った人に合わせてたら自分もいつの間にか…」みたいな人もいましたが、私が聞いた大半の理由は子どもの頃の経験でした。

 

その人たち曰く、衝撃的な経験をしたり、衝撃的な光景を見たりすると思春期頃くらいからそれが性癖として出てくるそうです。もちろん、至って普通の日常のワンシーンが何故か心に残っててそれが性癖となったという方もいます。

 

まだ人生経験が浅い子どもの頃のことは些細なことでも衝撃的な経験となってその子の中に残り続けることがあり、それが後々いろんな形で影響が出ることもあるということです。

 

親が教えて守ってほしい

 

子どもに教えるのってどこまで教えていいかわからないですよね。でも、性の被害に直接合わなくても、何かを見たり、何かに衝撃を受けたけど親に言ったらダメだと思ったり、親が子どもの気持ちに気づかないだけでその子は大人になったら困ることが出てくるかもしれないんです。これは性的なことだけではなく様々な感情の部分にも言えることですけどね。

 

私は、小学校の低学年の夏休みに一人で留守番をしていたとき変な電話がかかってきて、お母さんの知り合いだから一緒にプールに行こうだの遊びに行こうだのしつこく言われ、怖くて電話を切りたいのに切ったらダメだと相手が言うから電話も切れず、最後はパンツの色を教えてくれたら切ってもいいと言われ、パンツの色を言って電話を切ったことがありました。母が帰ってきたときにこんな電話があったと伝えたら、何故か私がすごく怒られました。

 

私は何もわからなくて怖かったんですよ。母が帰ってくるまで、電話の変な人が家に来たらどうしようってずっと不安だったんです。でも、怖くて助けてほしかったのに怒られたから、その後は絶対親が怒らないことしか話せなくなりました。

 

だから、普段から子どもの話や子どもの気持ちを受け入れてあげてください。大人にとっては些細なことでも子どもにとっては衝撃的なことかもしれないから、子どもの気持ちを受け入れてあげてください。

 

性的なことに関して小さい間は

 

  • 服で隠れた部分は人には触らせない
  • キスは大人になるまではしない
  • 「他の人には内緒」と言われたことは親に告げる
  • 知らない人に写真を撮らせない

 

くらいを教えるのがいいと思います。

 

そして、できれば学校で性教育が始まる頃くらいには親から性教育をきちんとしてあげてください。別に無理に教えなくてもいいんです。ただ、性に関していつでも親と普通に話ができる環境を作ってあげてください。恥ずかしいことじゃないし、性行為は特別なものでもないけど、きちんと知識を得て行わないと本人も周りの人間も悲しむ結果になることもあるというのを教えてあげてください。

 

性被害者は女の子だけではない

 

今の世の中、どうしても性被害者=女性となりがちです。そして、性犯罪の加害者=男性となりがちです。でも、これは間違いなんです。女性だから被害にあいやすいなんてことはないんです。男性だから危険という訳でもないんです。

 

支配欲を満たすために自分より弱い人間を痛めつける傾向がある人がいます。その人にとっては男性とか女性とか関係ないんです。自分より地位が下か、自分より力が弱いかなどを基準に考えます。なので、男性も女性も被害者になることがあります。被害者や加害者に性別は関係ありません。人を傷つけて自分の欲を満たしたい人間がいて、その人に傷つけられて苦しんでいる人間がいるってだけです。

 

なので、子どもに性教育をするとき体の違いは性別ごとに教えるべきですが、それ以外の部分に関しては性別で区別して教えないでほしいです。性別関係なく酷いことをする人がいて、性別関係なく傷つく人がいるってことを教えてあげてください。

 

まとめ

 

私たち夫婦はこれらに関して同じ考えをしていたんです。性教育はきちんと親がすべきで、性別関係なく被害にあうことがあることを教えるべきだと思っています。

 

それに、私は性に対してかなり歪んだ考えになってしまったので、できればそんな風にならないようにきちんと教えてあげてほしいと思っています。特に、人の言葉を信じやすい子とか、嘘を見抜けない子とかにはきちんと教えてあげてください。それが子どもの未来を守ることにもなりますから。