発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

赤ちゃんの好き嫌いをなくす方法

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離乳食時の赤ちゃんの好き嫌いに悩む方も多いです。私の子どもは嫌いなものも比較的食べてくれていたんですが、急に嫌いなものを食べなくなった時期がありました。たぶん、食べなくなったのは嫌いだからではありません。なので、食べなくなった理由、好き嫌いをなくす方法をまとめました。

 

 

食べなくなった原因は?

 

私の子は、離乳食の献立にも書きましたが、好きなものと嫌いなものを混ぜると普通に食べてくれたので、あまり困らなかったんです。

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ですが、すりつぶしたのから形のあるものに徐々に変わっていき、混ぜてあげるというのが難しくなってきた頃、急に今まで食べていたものを食べなくなりました。最初は「趣向がはっきりしてきた証拠だね、成長したね」とも思いましたが、こんなに急に変わるのはおかしいので、その当時の子どもの様子を考えたんです。当時はなんでも口に入れて確かめていた時期で、家の中のものはもちろん、気がつけば外で石や草を口に入れたりしてしまっていたときもありました。そこで、ふと思ったんです。もしかして、口から出したものは食べられないものと判断したのでは?

 

実際、赤ちゃんは酸っぱいものや苦いものは腐敗や毒を連想させるため、自分を守るために好まないといいます。“いろいろ口に入れて学習した結果、食べられるものと食べられないものを区別し出したのでは?”という仮説に至りました。

 

親が教えるしかない

 

もし、食べられないものと赤ちゃんが判断したのならば、親が食べられるものだと教えるべきです。ですが、赤ちゃんに言葉で説明してもわからないので、私は行動で示しました。

 

そのときはレタスだったんですが、口に入れてはべーっと吐き出し、また口に入れてはべーっと吐き出しを繰り返していたので、その口から出したのを「これは食べ物なんだよ。おいしいなぁ」なんて言いながら笑顔で食べました。正直、自分の子でも口から出したものを食べるのは抵抗ありましたが、教えるためにはするべきだと思ったので、笑顔で食べたんです。じゃあ、私の子は目をまん丸にして驚いていました。口から出したのを食べたって驚いたのか、あんなまずいものを食べたって驚いたのか、食べ物じゃないものを食べたって驚いたのかはわかりません。でも、そんなことは気にせず「他のも食べるね。おいしいなぁ」なんて言いながら、他の吐き出したレタスも食べました。ずっと驚いた顔をしながら、私のすることを見ていてかわいかったです。

 

その後も繰り返していると、そのうち私が子どもが吐き出したのを食べると、お皿に乗っている嫌いなものを私の口にこれも食べろと言わんばかりに突っ込んでくるようになりました。それでも笑顔で「くれるの?ありがとう。優しいねー」なんて褒めながら食べ続けました。そして、私の口に入れてくれたときにたまに「私もこれあげる。おいしいねー」なんて言いながら嫌いなものを子どもに食べさせると、普通に食べてくれたんです。

 

これを繰り返していたら、べーっと吐き出さずに普通になんでも食べてくれるようになりました。ポイントは、無理に食べさせないこと、無理強いせず笑顔で親が食べることです。そして、絶対食べないことを怒ったり、嫌な顔をしたりもしないでください。その食材に対して、赤ちゃんが嫌なイメージを持つのは絶対避けましょう。あれもこれもと口に入れてくるときも「おいしいものをくれてありがとう」って笑顔で褒めてあげてください。できるだけ子どもがその食材に対していいイメージが持てるようにしてください。

 

とりあえず、これは安全でおいしい食べ物なんだということさえわかってくれたら、意外と食べてくれますよ。

 

食材を見せよう

 

あと、もう一つ効果があったのが、その食材の調理前の姿を見せることです。

 

大人だって、食べているものがどんな見た目でどんな匂いがするとかを事前に知っている方が安心しませんか?子どももそうなんです。なので、料理のときにはできるだけ食材を見せてあげてください。そして、触って確認させてあげてください。生のままで食べても大丈夫なものなら、口に入れて確認したりするのも止めずに見守ってあげてください。自分が食べているのがどんな食材なのかがわかれば、子どもも食べることに興味を持ってくれますよ。

 

子どもにゴーヤを食べさせたときにしたこと

 

一歳半の夏に初めてゴーヤを食べさせました。大人でも苦手な人が多いゴーヤを普通に食べてくれたので、そのときの方法を説明します。

 

①ゴーヤを見せて確認させる

 

これはゴーヤっていう食べ物なんだよと伝えて、触らせました。不思議そうに触りヘタをかじってみて、そこは噛めないと気づけば、次はゴーヤのつぶつぶをかじって吐き出してました。吐き出したつぶつぶは「苦いよね」って言いながら笑顔で私が食べました。

 

②半分に切って見せる

 

次は縦半分に切って、「ゴーヤの中はこんな風になってるんだよ」って言いながら見せたら、子どもは中の白い部分を触って不思議そうにしていました。なので「ここは食べられないから、こうやってスプーンで取るんだよ」とスプーンで白い部分を取って見せて、食べる部分をもう一度確認させます。

 

③食べる形に切ったものを見せる

 

「これは炒め物にするからね」って出来上がりの料理を説明しながら、食卓に出るであろう形に切って見せて触らせます。子どもはまたかじって吐き出したので、吐き出したのを普通に食べました。

 

④きちんとゴーヤの下処理をして料理を出せば完成

 

子どもが嫌な思いをしないようにきちんと下処理をして調理をして出せば、なんの抵抗もなく普通に食べてくれました。私が料理が上手とかではなく、教えることである程度のものは意外と食べてくれますよ。

 

もう一つの裏技

 

裏技という程でもないですが、子どもに食べさせるときは、初めに舌に触れる部分を意識しながら食べさせてみてください。例えば、トマトなら皮じゃなく中の種などの柔らかい部分を舌に触れるように口に入れると子どもの反応は変わってきます。口に入れた瞬間の味が大切なので、食べさすときは意識して食べさせてみてください。

 

まとめ

 

今では食べ物にすごく興味を持つ子になり、スーパーで買ってきたものも家に着いたら片っ端から確認していきます。そのとき、野菜はだいたいかじります。唯一、白ネギだけはかじってすぐに吐き出してました。大人でも白ネギの丸かじりは難易度高いですしね。嫌いだったブロッコリーも今では好物の一つですし、人参やキュウリはボリボリ丸かじりをしています。

 

それに、子どもが口に入れてくれたものを喜んで食べていた結果、どうやら子どもの中で、嫌いなものを親に食べさせたという記憶ではなく、相手が喜ぶおいしいものをあげたら褒められたという記憶になったみたいで、今では子ども自身がおいしいと感じたものも親にくれるようになりました。

 

あくまでも、1人の子どもしか育てていない主婦の言葉です。いろんな子がいますから、全ての子に効果があるとは言いません。しかし、試してみる価値はあると思いますので、好き嫌いで悩んでらっしゃる方はぜひ一度試してみてください。