発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

アスペルガー症候群が疲労時に出る脳の変化と改善と安定の方法

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脳の動きってわかりますか?あまり意識されたことがない方も多いのではないでしょうか。常に当たり前のように動いてると思いますよね?

 

私は先日一時的に過度のストレスがかかり、翌日ストレスの疲労により脳が起動していないと感じることがありました。そして、その時に発達障害であるASDを改善する前もこんな状態だったと感じたんです。なので、どのような変化があったか、そしてどのような方法が脳へ良い影響があるかをご紹介します。

 

 

過去の私の脳

 

昔はよく「何を考えてるかわからない」や「いつも何も考えてないよね」など言われました。その度に「常に何か考えるような疲れることをする人がいるわけないじゃん」と思っていたんです。

 

そんな私は、たまに意識的に脳を使うことが好きでした。その当時は難しいパズルなどを解くことで脳を動かしていたんです。脳の動きを感じられる時間を楽しいと感じていました。逆に言うと、その時くらいしか脳を使ってる感覚を感じることができませんでした。

 

現在の私の脳

 

発達障害であるASDを改善して、常に周りを観察して気を配りながら生活する中で少しずつ常に考えるということができるようになってきました。そして、このブログを書くようになって、脳の整理ができたのか脳が活発に動いているのを実感できるようになりました。

 

「一般的な人は、常にこれだけ脳を使って生きているんだ。これだけ常に使っていても疲れないんだ。そりゃ、この状態を当たり前だと思ってる人からすると、過去の私は何も考えてない人間に見えるな」と思いました。

 

全然脳の動きが違うんですよね。正直、今の自分の脳の動きに今でも感動してます。毎日の生活の中でこれだけの気付きや発見があるなんて、生きているって楽しいなと感じています。そして、これだけ脳を使ってもさほど疲労がないのも感動してます。たぶん、効率よく脳を使えるようになってきたんでしょうね。昔の私の脳とは雲泥の差です。

 

疲労時の脳の動き

 

これだけ活発な脳の動きを感じていた中で、ストレスによる疲労で脳が起動しなくなりました。脳が起動していない状態は昔の私に近い状態だったと感じたんです。なので、感じた大きな変化を4つご紹介します。

 

脳の動きが必要最低限に抑えられている

 

4つの変化の共通点は、体全体に対して脳が生きる上で困らない必要最低限の動きに抑えていたということです。この時の私は、ストレスによる疲労回復を優先した結果、脳が必要最低限の動きに抑えたと感じました。

 

①視覚への影響

 

視野が極端に狭くなりました。一番ビックリしたのは、脳が起動していつもの状態に戻った時に部屋を見たら、部屋の隅に子どもの積み木が散らかしてあったことです。全く気づいてなかったんです。たぶん1日ずっと散らかっていたはずなんです。でも、全く見えていませんでした。

 

それに、床に水滴とかゴミとか落としても気付きませんでした。見えてないんですよね。夫に指摘されてやっと気付きました。いつもなら気付くんですけどね。

 

視野が狭くなっているのと同時に、視覚から得る情報をきちんと処理できなかったとも感じました。見えていてもそれが何かとかまで意識がいかない感じです。

 

②聴覚への影響

 

もともとASDだからか、自分が話しかけられたかどうかの判断や言葉の聞き取り、聞いた言葉の理解は得意ではありませんでした。特に、いきなり話しかけられると1回目はほぼ聞き取れません。

 

それが、ASDを改善することにより日常生活に影響がない範囲でできるようになっていたんです。ですが、ストレスによる脳への影響でこの時は全くできなかったです。

 

でも、脳が起動していないので、できていないことも理解できてないんですけどね。聞こえていないから聞こえていないって自覚はないんです。いつもの状態に戻ってから、振り返ったときにできていなかったと気付きました。

 

③無感情

 

全く心が動きませんでした。特に、笑うということがありませんでした。さすがに、子どもがいるので子どもに対してはできるだけ笑顔で接していましたが、子どもに私が疲れていることが伝わってしまうくらい表情がいつもより乏しかったようです。視覚や聴覚から得る情報が少ないから、さらに無感情になってしまうのではないかとも思います。

 

④怒りやすい

 

無感情でありながら怒りだけはありました。夫に注意されたんですが、その時に「これだけ脳が動いていない状態の私に注意するって何?今の私じゃ全然内容を理解できない!さらに脳を酷使しろってことか!」と思いました。

 

かなり一方的なわがままな怒りです。ですが、理解できないことで注意され、それに対しての考えを求められることがとても嫌でした。「わからないことを聞くな!」とこの時は思ってしまいました。脳の使用を強要されたのに腹が立ったんです。

 

改善方法

 

この脳が起動していない状態を改善させた一番の方法は深呼吸でした。たぶんですが、体全体に対して脳が生きる上で困らない必要最低限の動きに抑えているということは、呼吸も浅くなっていたのではと思います。

 

呼吸が浅くなると脳に酸素が行きにくいのか脳があまり動かないんですよね。実際に小さい頃から心拍数は高いし、息が荒いと人に指摘されることもありました。常に呼吸が浅かったんだと思います。

 

呼吸が浅いと人間はリラックスしにくいんです。リラックスしている時ってゆっくり息を吸ったり吐いたりしているイメージかありませんか?逆に、興奮している時って呼吸が浅く何度も繰り返すイメージがありますよね。

 

なので、常に呼吸が浅いというのは常に興奮状態にあると言えます。これでは疲れはとれませんよね。だから、呼吸を深くして意識的にリラックスさせることって大事なんです。

 

ですので、少し落ち着いてきた時に脳に酸素を送るイメージで深呼吸を何度もしてみました。なら、やっぱり効果がかなりありました。私は比較的すぐに脳がスッキリしていくのがわかりました。

 

脳を安定させる方法

 

今回の件で一番思ったのが安心感の大切さでした。

 

ストレスの原因は私自身の安心感を揺るがすことだったんです。そして、脳が活発に動いているのを実感している今の生活で常に感じているのは、今まで感じたことがないくらいの絶対的な安心感なんです。

 

生きる上で最も大切なのは安心感ではないかと思います。実際、発達障害者は愛情や安心などの良い感情を感じにくい特徴があります。怒りなどの悪い感情の方が反応しやすく意識に残りやすいんです。良い感情を感じにくく悪い感情が残りやすいと、絶対的な安心感ってなかなか感じられないんです。絶対にここなら大丈夫という安心感です。

 

私は今まで感じたことはありませんでした。実家でも学校でもどこでもです。親に愛されてはいましたよ。でも、絶対的な安心感は感じたことがありませんでした。

 

そして、脳を安定して動かすのに必要なのは安心感です。緊張せずにリラックスできる空間だからこそ脳が使えます。だって、緊張したら思考が止まって体が動かないなんて誰にでもあるじゃないですか。それと同じです。安心感というのが生きる上で重要なんだと思います。

 

まとめ

  

okamati.hatenablog.com

 

過去に上記のような疲労時の症状を書いたんですが、今回改めて疲労時の状態を体験することで脳に変化があったことを体感したのでまとめてみました。

 

本当に疲れているときはまず休んでください。休むことが一番です。そして、深呼吸をしてリラックスできるようにしてみてください。

 

疲れている人に対しては、深呼吸を勧めてリラックスできる空間を作ってあげてみてください。元気になるかもしれませんよ。