発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

極端な考え方は損をする 原因とアスペルガーな私がした改善策

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世の中グレーなことが多いのに、白か黒かでしか考えられない極端な人っていますよね。0か100かみたいに考えてしまう人は本人も周りも疲れます。

 

私もASDだからか、かなり考え方が極端でした。考えを変えるときも180度反対の考えにしてしまっていたんです。しかし、これって損をすることが多いんですよね。なので、極端な考え方をしてしまう理由とそれによるデメリット、そして私なりの改善策をご紹介します。あくまでも個人の意見なので「こんな人もいるんだ」程度に読んでください。

 

 

極端な考え方のエピソード

 

小さい頃から考え方が極端でした。振り返ると様々なエピソードが出てきます。

 

小学生の頃とても欲しいおもちゃがあったんですけど、親が「そんなもの必要ない」って買ってくれなかったんです。それがとてもショックで、それをきっかけに私は「親に物をねだるのはダメなことなんだ」という考えになり、それ以来親に物をねだることができなくなりました。

 

仲のいい友人関係も相手が私のことを避ける仕草をしたら「私のことが嫌いなんだ」と思い一切話し掛けませんでした。相手に「なんで話し掛けてくれないの?」と言われることもありましたが、私としては「私のこと嫌いなんでしょ?」という感じでした。

 

社会人になってからよく食事に行く知人がいたんですが、知人に「何食べてもおいしいって言うよね」と言われ、私は「おいしいと言うのはダメなんだ」と思ったのでそれ以降何を食べてもケチをつけてたら、「いつも文句しか言わないよね」と言われてしまい知人とは食事に行くことがなくなりました。

 

なぜ極端な考え方になるか

 

なぜこんなにも極端な考え方になるのか自己分析したんですが、たぶん思考の変え方に問題があるのではと思いました。

 

例えば、◯を△にするときは一般的に◯を変形させたり◯に少し付け足したりして△にすると思うんですが、私は◯を捨てて新たに△を手に入れるんです。

 

なので、考えを改めるときは今までの自分の考えを捨てて新たな考え方を手に入れるんです。これってかなり疲れるし、あんまりしたくないんです。でも、この方法しか思考の変え方を知らないと、疲れるけどしなくてはいけなくなることがあります。

 

そうなると少しでも負担を減らすために真反対の思考へ変えてしまうんです。似た思考を新たに取り込むより、反対の思考を取り入れる方が楽なんですよね。

 

それに、一般の方のように自分の思考を少し変形させるだけなら細かい微調整ができるでしょうが、毎回思考を捨てて新たに思考を取り込む場合は微調整が効かないんです。なので、融通が効かず常に極端な考え方になってしまいます。

 

極端な考え方のデメリット

 

極端な考え方をする方は、少し変化させるということができないので思考に柔軟性がありません。これによりデメリットが出てきます。

 

臨機応変に対応できない

 

1+1=2みたいな感じで行動に対する応え方が決まっているので臨機応変に応じることが苦手です。

 

一般の方の思考が枝分かれになっているとしたら、極端な考え方をする方は基本的に思考が一直線なんですよね。いつも答えは1つしか用意されてないんです。「もしかしたら1+1=3かもしれない」なんて考えもしません。

 

様々な思考をインプットしてその都度自分の思考を変化させながら応対するというのは、思考に柔軟性がないとできないんです。なので、極端な考え方をする方は臨機応変ということが苦手です。

 

周りが注意できなくなる

 

極端な考え方をしていると周りはとても疲れます。少し注意しただけで相手がガラリと変わってしまうんですから、人によっては「私の伝え方が悪かったんじゃ…」なんて思ってしまうこともあります。

 

私も昔「本がいっぱいありすぎるから、ちょっと捨てるなり売るなりして整理したら」と言われ、一度は拒否したものの受け入れてもらえなかったので、持ってた本を全て捨てました。「全て捨てろとは言っていない」と悲しそうに言われましたが「ちょっとも全部も一緒じゃん」と思ったんです。ですが、それ以降他のことも含めて注意されることはなくなりました。

 

私のときのように、少しだけ変えてほしいと思って伝えたことが原因で相手が驚くような変化をしたら、自分を責める人も出てきます。そうなると、その後の発言も躊躇してしまうんです。何も言えなくなる人もいるんです。周りも自分も寂しくなります。

 

改善策

 

あくまでも私がした改善策ですので、全ての人に効果があるとは限りません。

 

私は、自分の思考の柔軟性のなさを変えたかったので、自分の負担にならない範囲で人によってキャラを変えるようにしてみました。話すのが好きな人には聞き役に徹したり、苦手な人には冷たい態度をとったり、自慢をするのが好きな人には大袈裟なリアクションをしてみたりしたんです。

 

意識をして、あえてその人その人に合わせてキャラを変えました。それまでも無意識にキャラを変えるということがあったとは思いますが、無意識と意識して変えるのでは全然違います。同じ言葉を言われても意識してその人によって答えを変えるんです。

 

最初は難しいし疲れました。今までみたいに「私は私」という考えで、誰に対しても同じような対応でもいいんじゃないかとも思いました。

 

ですが、変えていくうちに周りの人の反応が変わってきたんですよね。明らかに対応が優しくなりました。そうなるともうちょっとがんばってみようかと思え、ずっと意識してキャラを変えていたら自分の思考が柔軟になってきたのがわかりました。

 

1つの物事に対して、複数の答えが瞬時に出てくるようになってきたんです。臨機応変に対応するってことができるようになったんです。

 

そうなると、自分の思考を少しだけ変えるということができるようにもなりました。そして、少しだけ変えるということができるようになったおかげで、自分が極端な考え方をしてるとき自覚できるようになりました。

 

今でも極端な考え方をしてしまうことがたまにありますが、そんなときは「極端な考え方をしてる」と自覚できるようになったので「これは正しいのか間違いなのか」という自問自答ができるようになり、間違った極端な考え方は正すことができます。

 

自分の間違った極端な考え方を自覚できることで、自分や周りの負担が減ったんですよね。極端な考え方を変えたことは良い変化ばかりでした。

 

まとめ

 

あくまでも私の個人的な考えです。ですが、過去を振り返ると様々な場面で考えが極端すぎて損をしていたなと思います。世の中グレーでいることも必要です。その方が良い意味で楽なんですよ。

過去の話をしているとき夫に上記のことを言われました。なんでも適度でいいんですよ。極端な考え方をする方は真面目で嘘がつけない方が多いです。なので、その良い部分は残したまま少しだけ柔軟性を取り入れてみてはいかがでしょうか。