発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

探し物が見つからない理由 視野の狭さが原因?

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大切な書類がどこにあるかわからなくなったけど、よく探せば結局は所定の位置にあったということを多々やるため、前回は物の管理方法についてご紹介しました。

 

okamati.hatenablog.com

 

そして、今回はなぜ探しても見つけられないかという点について自分の考えをまとめました。私は、他の人と物の見え方が違います。 

 

 

見え方の違いに気づいたきっかけ

 

「〇〇がない」と言ってたら「目の前にあるよ、どこ見てるの?」と怒られることがよくありました。「あれ取ってきて」と言われても見つけられず「なかった」と報告したら、結局は私が探してた場所にやっぱりあったなんてこともよくあります。「ちゃんと見なさい!」と怒られたんですけど、見てるのにわからないから納得できませんでした。

 

しかし、夫と外出中にいきなり「ここに立って真っ直ぐ前を見たら横はどこまで見える?」と聞かれました。どうやら、私の視野を確認したかったみたいなんです。なので「見ようと意識をしたら130度くらいは見えているけど、きちんと認識できているのは90度くらい」と伝えました。なら、夫に「俺は180度見えて180度認識できる」と言われました。そこで私の視野の狭さを指摘されたんです。

 

どうやらずっと私の視野の狭さが気になっていたらしいです。一緒に外出をすると、普通は見えてるはずのものが見えておらず危険な目に合いそうになってたことが多々あったらしいんです。それに、探し物を見つけられないのが不思議だったらしいです。

 

人に指摘をされて初めて自分の見え方と他人の見え方に違いがあることに気づきました。

 

私の見え方

 

そこから意識をして自分の見え方と他人の見え方にどんな差があるのか確認をしました。ちなみに、注意深く自分の視野を意識してみたら90度も認識していませんでした。普段は点でしか物を認識できていません。

 

他人の目にはなれないのでここからは憶測でしかないですが、どうやら普通の人は全体を見て全体を認識できるのではと思いました。

 

例えば、部屋を見渡すときは一般的に横に視線を動かしていくのではないかと思うんです。ちなみに、夫は前を見たまま意識を広げていったら全体が見えると言ってました。

 

しかし、私は部屋を見渡すときはかなり細かくジグザグに視線を動かさないと部屋全体を認識できません。一つ一つを見ていかないと認識できないんです。見えてはいても脳が認識をしてくれないので、視界に入っていてもその存在を理解できていません。

 

この視野の差は乗り物の運転などでハッキリと出ました。私は車もバイクも免許を持っていますがペーパードライバーです。あまりにも運転が下手でいつか事故を起こしそうで運転はしなくなりました。

 

しかし、夫に運転のときの見え方などを聞いていたら、私は全く見えてないことに気づきました。一番驚いたのは「バイクを高速などで走るとき80キロ近く出すと視界が10㎝くらいしかないから怖い」と私が言うと、夫は「80キロ出してもほぼ全部見えてる」と言われたことです。これだけ違えば運転の差も出るなと納得しました。

 

だから物が見つからない

 

視界に写っているもの全てを認識できるわけではないので探し物が見つからないんです。特に、探すときは自分の先入観が脳の認識を阻害します。

 

例えば、「ここにあったはず」とか「こんな入れ物に入れていたはず」とかです。私が書類を見つけられなかったのは「書類は茶色い封筒に入れたはず」という先入観が、白い封筒に入った探していた書類を認識できなかったからでした。探し物がすぐ近くにあっても先入観により脳が認識しないため、その場所にあることに気づかないんです。

 

ですが、生きていくためにはこれではいけません。外出中に認識できていないせいで事故にあうかもしれません。私は子どもがいるので、なおさら自分の見え方を変えなくてはいけませんでした。

 

視野の広げ方は難しい

 

ただ、視野の広げ方は難しいです。単純に見える範囲を広くするというのだけだと訓練でできると思いますが、脳の認識という話になるとかなり難しいです。

 

とりあえず私は、あえて本当に見たいものを視界の端に置いて見るということをしていました。一人のときにテレビを視界の端に置いて観てみるとか、散歩中に危なくない範囲で視界の端ばかり意識をして歩くとかです。かなり脳が疲れますのでしんどくない程度に繰り返し行っています。おかげで少しずつですが意識をすれば認識できる範囲は広くなってきました。

 

見えないことを理解する

 

実は、視野を広くするよりも効果があったのは、自分は物が見えてないということを理解して生活をするということです。

 

見えていないということさえわかれば、ものを探すときに同じ場所を何度も探すことに抵抗がなくなります。外出中も、左右きちんと確認をして歩くようになりました。見えないなら見えないなりに自分で対策が立てられます。一番の問題は見えていないことに気づいていないことだと思います。

 

なぜ見えなくても平気か

 

しかし、なぜ見えなくても平気なのか不思議になります。なので、普段私は何で物事を判断しているのか自己分析しました。結果、私は音で判断をして生活をしていました。

 

例えば、家の中で子どもが遊んでいるときに家事をするため目を離しても、音で今何をして遊んでいるかが全部わかります。見えなくてもわずかな足音でどこに向かっているかもわかります。そして、音がしなくなったり聞いたことがない音がしたら見に行きます。それでも、いる場所とそこにあるものである程度予測はできるので子どもが危なくなったことはありませんでした。

 

外出中でもそうです。見える情報より耳で判断していることが多いです。外出中は基本的に音楽を聴いていますが、小さい音で聴いているのでイヤホンをしていても大体の音は聴こえています。なので、今までは大丈夫だったんです。最近は音が静かな車も多いので見るようにはしていますが、どうしても音に頼ってしまうところはあります。

 

もしかしたら、耳からの情報を優先しているから目からの情報に対応しきれていない可能性があるのではとも思っています。なので、耳からの情報を遮断して生活をすれば見え方も変わってくるのではとも思いますが、そんな危ないことはできませんので現状のまましか生活できません。

 

しかし、やはり目からの情報は大切です。なので、いずれは目からも耳からも同時に情報が得られるようになりたいです。

 

まとめ

 

調べずに自分の認識と向き合った結果をまとめています。なので、あくまでもこんな人間もいるという程度の認識にしてください。

 

ですが、視野の広さや見え方を人と比べるのは難しいです。なので、視野の狭さに自覚のある方は一度周りの方に見え方を質問してみてください。自分の新たな発見があるかもしれません。そして、視野が狭い方が周りにいれば、一度優しく質問してあげてください。一番大切なのは、見えていないという事実を自覚することです。