優しさには4種類ある
人の優しさっていろいろあるじゃないですか。私は最近やっと優しさには種類があることに気づきました。そして、相手がどのタイプの優しさの人間かを理解しなければ相手が離れていく可能性があることにも気づきました。その気づいた優しさの4種類をご紹介します。
- 優しさの種類とは
- ①優しくしても相手へ見返りを求めない人
- ②優しくして相手にも同等の見返りを求める人
- ③当たり前だと思って優しくするが他人はそう考えないことを知ってる人
- ④当たり前だと思って優しくするし他の人もそうあるべきだと思っている人
- まとめ
優しさの種類とは
年配者に席を譲る、困っている方の手助けをする、相手の相談にのる、相手を想って叱るなど様々な優しさがあります。わかりやすい見てわかる優しさもあれば、目に見えない優しさもあります。でも、優しさの種類って行動のことではないんです。なぜその人が優しくするかという、考え方に種類があるんです。
一つ目は優しくしても相手へ見返りを求めない人、二つ目は優しくしたから相手へ同等の見返りを求める人、三つ目は当たり前だと思って優しくするが他の人はそう考えないことを知ってる人、四つ目は当たり前だと思って優しくするし他の人もそうあるべきだと思っている人です。
似てるようで全然違うんです。そして、最後の四つ目の人は比較的すぐ人を見限ります。
①優しくしても相手へ見返りを求めない人
自分は優しくしたいと意識して優しくしてる人がいます。そして、優しくすることで自分が満たされる人がいるんです。「優しくしてる私ってすごい!」って思うんですよ。よくある、ありがた迷惑もこのタイプの人ですね。相手の反応は関係ないんです。人に優しくしているってことだけで満足なんですよ。
こういう人は若干厄介な人もいますが、基本的にはしたいようにさせてあげるのが一番だと思います。「ありがとう」さえ言っておけば、相手は満足できますからね。
②優しくして相手にも同等の見返りを求める人
これは極端な例だと、ご飯を奢って褒めておけばこの後ホテル行けるだろ的な考えをする人です。女性だと、笑顔で接して一緒にご飯を食べて話を聞いてあげてるんだから高級なディナー奢ってよって考える人ですかね。
ここまで極端でなくても、自分のしたことに見返りを求める人は多いですよね。「〇〇してあげたのに、お礼を言っただけでその後何にもしてこないんだよ」みたいな愚痴を聞いたことがある方も多いと思います。こういう方も結局は自分のために優しくしているだけだし、相手からの見返りを受け取るまでが一つの行動だと思って優しくしています。
こういうタイプは、最初の相手からの優しさを受け取らないに限ります。優しさを受け取ってしまえば、相手の望む見返りを渡さない限り悪評を流されるか、ずっと絡まれるかのどちらかになることも多々ありますから。見返りがわかっていて、それをいなせるなら優しさを受け取るのもアリだとは思いますけどね。
③当たり前だと思って優しくするが他人はそう考えないことを知ってる人
このタイプの方が一番素敵だと思います。年配者に席を譲る、困っている方を助ける、誰かが体調を崩せば助けに行くみたいなことを当たり前だと思ってできる方が一番人として素敵ですよね。しかも、自分は当たり前だと思っているが他人はそう考えていないことを理解し、周りにその優しさを求めない人は人格者だと思います。
私はこういう人になりたいと思っていますが、なかなか難しいです。優しさを優しさと捉えず人として当たり前と思って行動するには、それだけ人を観察し、理解し、様々なことを受け入れなければいけません。こんな行動がとれるようになるために人の気持ちを理解していかなければと思いますが、道のりは遠いですね。
④当たり前だと思って優しくするし他の人もそうあるべきだと思っている人
このタイプの人は、一見とても優しく気の利く方に見えます。実際、③のタイプの方のように観察力がある方が多いです。しかも、本人は当たり前だと思って行動していますし、これが常識だと思っています。ですが、③のタイプとの大きな違いは、その常識は一般常識だと思っているんです。
こういうタイプの方は、自分が優しくされたときの対応も徹底している方が多いです。例えば、何か品が届けばお礼の電話をして、お礼状を出し、お返しの品も後日改めて送るといった徹底具合です。そして、優しくされたときの対応が徹底しているってことは、自分が優しくした相手も自分と同じようにするべきだと思っています。これがなかなか厄介です。
②のタイプと同じように「〇〇してあげたのに、お礼を言っただけでその後何もしてこないんだよ」って愚痴を周りに言いますが、普段きちんとその人がしているだけに周りはその話に同調します。
そして、こういうタイプは相手が自分のように優しくしたりお礼をしたりができないと、自分とは価値観の合わない人だと判断するため、すぐにその人を見限ります。しかも、こういうタイプは影響力のある人が多いので、周りも同調してしまうんです。なので、対応を間違えたせいで気がつけば周りに人がいなくなっていたなんてこともありえます。
②のタイプと似てるようで全く違うんです。ですが、このタイプの人が間違っているわけではないんですよ。だけど、このタイプの人が一番危険なんです。正直、このタイプの人のようにできればいいのですが、できないときもあります。でも、この人はたった一度の行動で人を見限ることもありますから、油断できないんです。同じ常識を持っていれば一緒にいて心地いい人ですが、そうでなければ息がつまると思います。
まとめ
たった一度しか会わない方ならどんな考えで優しくしてるかなんて深く考えなくてもいいと思います。でも、長く付き合う相手なら、どのタイプの優しさの人か判断した方が後々後悔しなくていいですよ。