「言わなくてもわかるでしょ」は怠慢
様々な人間関係の中でよく聞く「言わなくてもわかるでしょ」ってセリフ。特に男女関係でよく聞きますよね。私は、仕事場などでもよく言われました。
このセリフを言う人は怠慢です。相手がわからなかったとき、自分が言わなかったから招いた結果なのに、自分のことは棚に上げて察しなかった相手に責任をなすり付けるなんて間違っています。しかも、なんで周りの人間もわからなかったのが悪いという雰囲気になるんですか?言わなくちゃ伝わらないから言葉が生まれたんです。
何故人は言わずに察しろというのか
人はみんな、自分と同じ常識を周りも持っていると思い込んでいます。なので、自分がわかることは相手もわかっているだろうという前提で物事を進めます。なので、言わなくても相手が察して動いてくれると思っているんですよね。特に、私の彼氏とか私の夫とか私の〇〇と思う人は考えがちです。「これだけ一緒にいて、私のことが好きならわかるでしょ?」って感じですかね。
でも、このセリフって周りをあまり見ず、人生経験が少ない人が使いがちです。あと、説明が下手な人が使いますね。だって、言わなくてもわかるって感覚はかなり危険なんです。
言わなくてもわかるは危険?
複数人で重要な仕事を共有するときは、絶対に言わなくてもわかるって考えは捨てます。だって、誰かが意味や内容を勘違いしているだけで、仕事に大きな影響が出るからです。「これくらいわかるだろ」って考えで起こした行動で大きな損失を生み出すことも少なくないんです。なので、みんなが同じ情報を共有していることを確認するんです。
でも、こういった経験がない人や、相手はわかるはずと甘えている人は《言わなくてもわかる》って考えがちなんですよね。世の中、そんなに甘くないです。あなたのことが全てわかる人なんていないです。
というか、《言わなきゃわからない》なんて言わなくてもわかるでしょって思います。
言った方が全て上手くいく
私たち夫婦は性格がかなり似ているため、言わなくても大抵のことはわかります。ですが、お互いに《伝えたいことはきちんと言うべき》という考え方をしていますので、こちらが気付いていても相手が言わなければ知らないフリをしますし、夫も同じようにしています。
褒めてほしいときは「〇〇をがんばってした」とか「髪の毛を切った」とかハッキリ伝えます。嫌なことがあったときは「さっきしてた〇〇はやめてほしい」と伝えます。そうすれば、相手が褒めてほしいときは全力で褒めますし、指摘されたことは納得が出来なければ話し合い、お互いの妥協点を見つけるんです。
言ってこないときはまだ一人で考えたいのかもしれないし、言いたくないことかもしれません。なので、あえて知らないフリをします。一緒に楽しい生活を送るためにはこれが最善策だと考えています。
だって、その方がストレスが溜まらず楽しくないですか?共有したいことがあるなら、言ってしまった方がお互いにスッキリするじゃないですか。なんで、察してほしいとか言わなくてもわかるとか、相手にだけ労力を求めるんですか?相手はエスパーじゃないんだから、わかるわけないじゃないですか。
《一を聞いて十を知る》がみんなできれば言わなくても問題ないんですよ。でも、そんなことができる人は、千人いて一人いるかどうかくらいの確率です。大抵の人はできないのだから言葉で伝えましょうよ。
まとめ
人間関係を円滑に行いたければ、《言わなくてもわかるはず》って考えはやめた方がいいです。だって、《言わなくてもわかるはず》と考える時点で相手のことをあなたはわかってないんですよ。あなたが相手のことをわかっていないのに、相手は自分のことをわかっているはずだなんて怠慢です。言葉で全て伝えるようにすれば、いろいろと上手くいくようになりますよ。