発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

「発達障害なんです」に対するベストな答え

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身近になった発達障害なんですという言葉。「発達障害なんです」と打ち明けられたり、打ち明けたりしたことありますよね?私も打ち明けたことあります。大体の人が同じ反応ですね。「そんな風に見えない」ってみんな言います。

 

私としては「発達障害なんです」って言われたら「そうなんだ、何が苦手なの?」って答えが一番いいと思います。

 

 

この記事の注意点

 

・私はPTSDの治療を優先しているため、医師の判断により発達障害は未診断です

発達障害は自力で改善しています

・この記事に関しては私の独断と偏見で書かれていますので「こんな人もいるんだ」くらいの軽い気持ちで読んでください

 

発達障害の人はなぜ発達障害と伝えるのか

 

私も、夫や深い関わりになる人には発達障害だと伝えています。私はアスペルガー症候群ASD)なので、アスペルガーだと言ってます。なぜ伝えたかと言うと、一緒に時間を過ごしているうちに、絶対迷惑をかけるときがくるからです。

 

私はかなり改善しているので、夫にさえ今も発達障害とは認めてもらえません。でも、どれだけ改善しても脳の構造上できないことがあるため、事前に伝えておく方がお互いにストレスが溜まらないんです。私の場合は、自分のルーティンを崩されるとイライラするし対応できないことと、聴覚過敏を伝えてます。初めから伝えているため、この件でケンカをしたことはないです。

 

夫には初対面のときから発達障害だと伝えていました。そのときは「発達障害なんです」というのは「不束者ですがよろしくお願いします」くらいの意味合いで伝えました。「未熟者なんでご迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします」みたいな感じです。長い付き合いの人に改まって伝えたこともあります。でも、意味合いは「実は私…バツイチなんだ…」くらいの軽い感じです。ちょっとした自分の秘密を打ち明ける感覚で伝えていました。

 

別に、発達障害だから特別扱いをしてくれとも思わないし、一般の人と一緒だと思っています。ただ、脳の関係で目に見えない部分で自分にはできないことがあるから、どうしても相手をイラつかせることが出てくるので伝えただけなんです。相手をイラつかせないように、自分自身のために先手を打ったともいえます。伝えることが自己満足だとはわかっていても、あとで怒らせることが出てくるのがわかっているからどうしても伝えたくなるし、大切な人には自分のことをよく知ってもらいたいという欲が出てくるんです。単なる甘えなんですけどね。

 

なぜ発達障害だと言われると複雑な心境になるのか

 

でも、発達障害だと言われても、一般の人にはスッと入ってこない言葉のため受け入れ辛いと思います。これは《障害》という言葉がネックになるんでしょうね。「障害を持っている人には優しくしなければいけない」という言葉を植え付けるだけの教育をされてきた側としては、目に見えない《障害》というものにどうしても違和感を覚えるんだと思います。

 

個人的には《脳がちょっと変》くらいの表現でいいと思うんですけどね。《障害》って言葉が入るから変になるんですよ。昔から発達障害の方はたくさんいらっしゃったはずです。そのときは「あの人はちょっと変わってるね」で終わったじゃないですか。でも、研究職の方や医師としては《発達障害》なんて堅苦しい言葉をどうしても付けたくなるんでしょうね。言葉である程度の意味がわからないと共通言語として成り立たないでしょうし。

 

発達障害なんだ」と言われたときは何ができないか質問してほしい

 

発達障害者は発達障害》という言葉を伝えたいんじゃないんです。《自分にはできないことがある》ということを伝えたいんです。

 

なので、「発達障害なんだ」と言われたら「そうなんだ、なら何が苦手なの?」って聞いてください。じゃあ、発達障害者側は「〇〇が上手くできない」とか具体的に伝えてくれます。具体的に伝えられなくても「今、治療中で何ができて何ができないかもわからない」と伝えてくれると思います。それから、2人で対策を立てたらいいと思うんです。

 

なぜ言われた側が気を使わなければいけないんだと思うでしょうが、そこは発達障害者側も伝えることにかなり勇気がいるという点を理解して飲み込んでいただければと思います。

 

ちなみに、発達障害を打ち明けたとき「そんな風に見えない」とよく言われますが、その言葉は人によってはかなり腹が立ちます。私は、昔それを言われると「努力してるからだ!何も知らないのに適当なこと言うな!絶対いつか文句を言ってくるくせに」って思って腹が立っていました。でも今は「でしょ。めっちゃがんばったもん。めっちゃ努力したもん」ってうれしく思います。そのときの発達障害者の状況によって、いろんな捉え方をされてしまう言葉なんです。なので、トラブルになる可能性があるから避けた方がいいです。あなたに悪気がなくても、発達障害者側がどんな捉え方をするかわからない言葉は使うべきではないです。

 

それと「発達障害だからって、それを言えば何でも許されるとでも思ってるの!」なんてことも言わないでください。そんなの微塵も思ってません。発達障害側も、周りに迷惑をかけないように自分のできる範囲で発達障害と戦ってるんです。発達障害が免罪符になるなんて思ってないんです。正直、その言葉が一番辛いです。私だって、一般の人と同じことができるならそうしたいんです。ある程度改善したと思っている私も、できないことが多くて凹むことも多いです。できないことに一番腹が立っているのは、発達障害者側なんです。

 

まとめ

 

かなり個人的な見解です。でも、《発達障害》という言葉の裏を知ってください。自分に《発達障害》というラベルを貼りたいんじゃないんです。どれだけ努力してもできないことがあるということを理解してほしいだけなんです。