ＳとＭの違い それぞれの性質は？

あなたはＳですか？それともＭですか？今回は性癖ではなく、性質としてのＳとＭの違いをご紹介します。

性質？性癖？

ＳとＭと言えば「相手の嫌がっている姿に興奮する」とか「縛られるのが好き」などの性癖的な部分を想像する方が多いです。でも、今回はもっと人間としての根本的な部分の性質としてのＳとＭについてお話しします。性質とは、その人が持って生まれた部分で努力をしても変えようのないもののことです。

基本的には性質が100%ＳとかＭになる人はいないそうです。大体の人がどちらも持っています。その割合によって、ＳやＭの違いが出てきます。

ちなみに、私の性質はＭです。そして、夫はＳです。性格はそっくりなのに性質が違うから、真反対の夫婦なんです。

ドッキリ映像を観て笑う？不快になる？

初めてＳとの違いに気づいたのは、夫にYouTubeのドッキリ映像を勧められたときです。

「かなりおもしろいし笑けるから」と勧められて観たんですが、全くおもしろくないんです。横で夫はゲラゲラ笑っているんだけど、ビンタされてたりするのを観て何がおもしろいんだと少し不快に思いました。夫は夫で、なんでこんなにおもしろいのに笑わないんだと不思議だったそうです。

なので、ちょっと話し合ってみたら２人の映像の見方の違いに気づきました。

Ｓな夫→ドッキリを仕掛ける側の視点で観る

Ｍな私→ドッキリを仕掛けられた側の視点で観る

なるほどなぁととても納得しました。私が叩かれてる映像を観て「痛い」と思うのに対して、夫は叩かれてる映像を観て「叩かれて変な顔してる」と思うんだそうです。

小さい頃、なんでこんな不快なドッキリをテレビでやるんだと家族で言ってましたが、単に家族全員の性質がＭだったんですね。これを知ったときは衝撃でした。

Ｓな夫は、ボクシングのＫＯシーンをまとめたYouTubeを観てゲラゲラ笑います。「観て、めっちゃ変な顔してる」なんて言われますが、こういう感覚だけはどうしても共感できません。今では性質が違うんだから仕方がないとお互いに割り切り、夫がそういうのを観て笑っていても不快に思うことはなくなりました。だって、性質が違うんだからどうしようもないですし。

でも、性質としての違いは笑いだけではなく、様々なところであらわれます。

Ｓの性質

「ＳはサービスのＳだ」と言われるように、人に対して行動したときの相手のリアクションを重視しています。

これは相手をいじめたらとかだけでなく、優しさなどの日常の生活でもそうです。相手ありきの生き方が基本になります。相手に何かをして、相手から何かリアクションがあって初めて気持ちが満たされるんです。なので、いじめるのが好きと言って相手に自分勝手に好き勝手するのはＳではなく、単なる自己中な人です。

相手を思って常に行動するのがＳです。自分が先頭に立って周りを引っ張っていきます。常に周りのために動きます。

しかし、ストレスを発散する方法も相手を巻き込みます。だって、周りからのリアクションがないと満たされないんですから。夫は過去に格闘技を習っていたこともあり、ストレスが溜まるとよく「誰かと戦いたい」と言ってます。

Ｍの性質

ＳとＭではＳの方が関係性は上だと思われていますが、実はＭが上です。

Ｓが誰かがいないと満たされないのに対し、Ｍは自分の中で全て完結させるので他者がいなくても大丈夫なんです。なので、Ｓが上だと勘違いされがちですが、ＭがいなきゃＳが満たされない以上、Ｍの方が関係性は上なんです。

そんなＭですが、日常の中で自分にいい刺激をくれる人に従う傾向があります。自分を満たしてくれる人に対して感謝や尊敬の気持ちが出てくるので、自然とその人に従いたくなるんです。

しかし、基本は自分が中心のＭ。相手の気持ち以上に自分の気持ちが大事です。相手の行動に対して自分がどう思うかを重視します。相手が何をしてくれたかではなく、相手がしてくれたことに対して自分がどう思ったかで行動をするんです。なので、Ｍは優しく従順に見せかけて、内心はかなり自己中です。

ストレスの発散方法はSとは違い、自分だけで解決します。一人で行えることでストレスを発散させる傾向があるんです。私のストレス発散方法は、ひたすら食べるか、ひたすら寝るか、ひたすら料理をするかです。人がいなくても、自分一人で行って、自分一人で満足できる方法の方が楽なんです。

まとめ

ＳとＭでは性質が全く異なります。あなたはＳですか？Ｍですか？ＳとＭは相性がいいので、自分と違う性質の人を探してみてください。ドッキリ映像を観れば、相性のいい相手が見つかるかもしれませんよ。