発達障害な私の育児日記

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発達障害を抱えながら家事・育児に奮闘中!私ならではの解決法を提案します!

極端な食育を受けた子が大人になったらどうなる?

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食育基本法が制定され、保育園や幼稚園、小学校などで食育をするようになっています。ネットでも食事のマナーについて様々なことが書かれているのを見ますよね。そんな食育ですが、間違えれば子どもに悪影響が出るんです。小さい頃から間違った極端な食育を受けた人は大人になったら食事が嫌いになります。本来、食育とはどうあるべきなのでしょうか。

 

 

 

食事嫌い

 

私の夫は、とても食べ方がきれいなんです。初めて食事に行ったとき、こんなにきれいに食事をする人がいるんだととても驚きました。箸使いだけでなくナイフやフォークといったものもとてもきれいに使います。実際、海外に住んでいたときは、きれいに食事をするというだけで人から信頼を得ることもあったそうです。

 

それに、味覚が鋭く、料理の微かな隠し味にも気付きますし、使う醤油のメーカーを変えるなどの些細な変化にもすぐ気づきます。食材の知識も豊富で、その食材の特徴から下ごしらえの仕方、ネットなどでは書かれていない基本的な食材の組み合わせ等も知っています。

 

そんな夫ですが、実は食事が嫌いです。料理はもちろんしませんし、食べることに全く興味が持てないそうです。ただ、生きるために食事をしているそうです。

 

夫が受けた食育

 

夫の小さい頃なんで食育という考え方はありませんでした。でも、夫の両親は小さい頃から食事に対する教育をしていたそうです。

 

義母曰く、お箸の使い方やマナーはもちろんのこと、小さい頃からナイフとフォークの練習をさせたそうです。床を汚してもいいように、大きなビニールプールの中に机を置き、そこでお好み焼きなどをナイフとフォークで食べさせたりしたそうです。

 

食べるものにも気を使い、お金がなくてもできるだけいい食材を食べさせ、いろんな食材を使って味覚を育てたそうです。珍しいものもいろいろ食べさせたと言ってました。

 

確かに、義母が自慢したくなるくらい食べ方はきれいだし、味覚の鋭さもビックリします。料理が好きな私なんかより、食材の知識も料理の知識も豊富です。でも、夫は食事が嫌いなんです。義母のしたことは正しい教育でしょうか。

 

食事が嫌いになった理由

 

夫曰く、義父が大変厳しい人だったらしく、食事が楽しいと思ったことが一度もなかったと言います。確かに家族でできるだけいつも一緒に食事をとっていたし、出てくる料理もおいしかったらしいです。だけど、お箸の使い方やマナーが少しでも悪ければ、怒鳴られたり、お箸を投げつけられていたそうです。食事の時間が一番気を使ったと言います。

 

そのせいで、食事が楽しいものだと思えないまま育った夫は食事が嫌いです。全く興味がないと言います。おいしい・まずいという感覚はあるし、できればおいしいものが食べたいと思うけど、基本的には胃に入ればなんでもいいと言います。

 

そんな夫の食事での欠点

 

自分が厳しく育てられたから、夫は相手の食事のマナーの悪さが許せません。些細なことでも気になるし、マナーの悪い人とは二度と食事をしません。それに、本人は無自覚ですが、一般的に許されることでも自分が厳しく教え込まれたことは絶対に許せないみたいです。

 

それに、食べ物に興味はないのに味覚が鋭くて知識が豊富だから、作った人が適当に作ったか、気持ちを込めて作ったかがわかるので、適当に作ったものは食べません。私は料理が好きですが、特別上手なわけではないので失敗することもあります。でも、きちんと調べて、下処理などもきちんとしたものならまずくてもおいしいって食べてくれます。しかし、かなりおいしくできても、適当に下処理等をして作ったものならおいしくないと言います。

 

なので、ファミレスなどのバイトが適当に作ったものは食べられませんし、おいしいって評判の店でも手抜きがわかれば二度と行きません。大人になれば飲み会や接待などでたくさんの人と食事をすることがありますが、そういう場で食事をするとこれらの理由で嫌な気持ちになるため夫はほぼ行きません。

 

食育の基本

 

そんな夫に言われた印象的な言葉があります。「いいなぁ、お前の子は。生まれたときからこんなおいしいものが食べられて。それにこんな楽しい食事ができて。いいなぁ」って妊娠中に言われました。私は特別料理が上手なわけではないですし、私にしたら夫との二人の食事は一般的な食事の風景だったんです。でも、夫にしたら子どもがうらやましかったみたいです。

 

なので、過去の離乳食の記事でも書きましたが、まずは子どもに食事は楽しいものだと教えてあげてください。親子が笑顔で食事をとるのが食育の基本です。好き嫌いを無くすのもマナーを教えるのもその後でいいと思うんです。

 

食べることって楽しいことなんだってわかれば、食材や料理を見せたら興味を持ってくれますよ。楽しいってことを教えてから使う食材を見せたり、一緒に料理をしたりするのが一番いいと思います。実際、夫は一緒に住みだしてから、本当にたまにですが料理をしてくれるようになりました。それまで料理をしたくなかった人が、自らしたいって言って作ってくれるようになったんです。

 

そして、マナーも怒るのではなく、上手にできたら褒めるってのを繰り返してください。些細なことでも褒めることで、どんどんマナーを守ってくれるようになります。たくさん褒めていいところを伸ばしてあげませんか?

 

「みんなで食べると楽しいね」って子どもが笑うのが一番うれしくないですか?

 

まとめ

 

食事って生きていく上で、絶対しなければいけないことの一つです。もし、自分の子がそんな大切な食事が嫌いって思ってたら悲くないですか?食べることをしたくないって言ったら悲くないですか?

 

親子で笑って食事をとることを大切にしてください。

 

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