妊娠中にしておいたほうがいいこと《知識の共有編》
赤ちゃんが産まれたら様々なことが変わります。でも、それを理由に家族間のケンカが増えるなんて嫌ですよね。赤ちゃんのためにも、家族みんなが笑顔で過ごせる環境にしたいですよね。そのために、みんなで理解しておいた方がいいことが2つあります。ぜひ理解して、産後のストレスを減らしてください。
ガルガル期と赤ちゃんの寝言
ガルガル期を知ろう
ガルガル期って言葉は、妊娠中なら聞いたことがある人も多いと思います。赤ちゃんを守ろうと母親がいろんなことに過敏に反応をしてイライラしてしまうことです。動物が、出産後に赤ちゃんを触れられると怒るなんてことはよく聞きますよね。所詮、人間も動物です。
それに、人間は出産をすると脳の構造が物理的に変化するなんて研究結果もあるんですよ。それくらい、出産をした女性は変化をするんです。でも、家族にとっては理解できない部分もあります。なので、私なりの解釈と対応を説明します。
ガルガル期は母になるための準備期間
思春期の子が大人になるために通過する反抗期。反抗期が全くないって人もいるでしょうし、かなり長かったなんて人もいますよね。知人は、24歳まで反抗期が続いたそうです。それまで常にイライラしていたのに急に人へ優しくできるようになったから、家族がびっくりしてたそうですよ。
ガルガル期もそうです。お母さんになるために通過する時期なんですよ。ガルガル期が全くないって人もいるし、長く続く人もいる。本人にはどうしようもないんです。ただ、赤ちゃんが大事で守りたいから、どうしてもイライラしてしまう。反抗期が大人になるために避けては通れない大切な時期なように、ガルガル期はお母さんになるために避けては通れない大切な時期だと思ってください。
ガルガル期を言い訳にしない
ガルガル期はお母さんになるための準備。家族のすることにイライラし、それでなくても睡眠不足でしんどいってなると、イライラはガルガル期だから仕方がないと開き直りたくなります。でもね、それだと家族の赤ちゃんを守りたい、大切にしたいって気持ちを潰すことになりますよ。「ガルガル期だから仕方ない、私の言うことを聞いてよ」なんて言って周りを我慢させていたら、家族の関係に溝ができますよ。
思春期の反抗期だった頃、反抗期だからってなんでも許された訳ではないでしょ?反抗期でもダメなものはダメだと叱られたし、言ってはいけないことを言えば周りは悲しみましたよね。それと一緒で、ガルガル期だからなんでも許されるって訳ではないんですよ。だから、ガルガル期を言い訳にすればなんでも許されるなんて思ったら絶対ダメ。ガルガル期は女性の免罪符ではないんです。
ガルガル期との付き合い方
どうしてもイライラしちゃうガルガル期。反抗期の頃に似ていますよね。でも、あの頃と大きな違いがあります。反抗期の頃は守られる側だったけど、出産をしたガルガル期では守る側になるんです。なので、女性はまず自分がガルガル期だと受け入れましょう。
そして、イライラしたら深呼吸をして、今イラついているのは本当にその行動が嫌だったのか、それともガルガル期だからなのかをゆっくり自分に聞いてみてください。
相手の行動は、赤ちゃんや家族を守りたいからこそしたことかもしれませんよ。相手は知らなかっただけで、優しく教えれば理解してくれるかもしれませんよ。まぁ、実際はガルガル期だからイライラしてるってわかっても、なかなか受け入れられないことも多いですけどね。私も何度イライラしたことか。でも、口や行動に出す前に、考えて相手の行動の真意を理解して、気持ちが落ち着いてから行動に移しても遅くはないです。
家族も、急に変わってしまった女性に対して戸惑いもあるしイラつくことも多いと思います。でも、反抗期の子を頭ごなしに怒っても効果ないでしょ?あれと一緒で、ガルガル期の人を怒鳴ったり、逆に避けたりしたらなにも解決しません。ガルガル期だからイライラしているってことを念頭において、諭してあげてください。
なんでもかんでも受け入れなくていいですよ。女性の言うことを受け入れるのではなく、ガルガル期を受け入れてあげてください。わがままを聞くのではなく、女性の気持ちを受け入れて安心できる環境を作ってあげてください。それが家族が笑顔で過ごせる方法です。
次は赤ちゃんの寝言について説明します。
赤ちゃんの寝言
寝言っておもしろいですよね。夫もかなり寝言が多く、びっくりして起きることも多いです。なので、一度お世話になっていた精神科の先生に寝言について聞きました。
寝言とは?
先生曰く、人は寝ているときに今日あった出来事を脳内で処理をしているそうです。そのときに、言葉が出る人がいるらしく、それが寝言だと。ちなみに、出来事と関係ない寝言が多いと思いますが、その辺りはわからないと言われました。なので、その日にいろいろあればあるほど、脳内の処理が大変になるから寝言を言ってしまうということです。
実際、夫は仕事が忙しくなればなるほど寝言が多くなります。おもしろいことを言っていて人に伝えたくなりますが、それはしないでねと先生に言われました。その日がんばったから寝言を言ってしまってるだけで、しかも無意識の言葉が多いから、内容は内緒にしてあげて朝に「疲れてる?」って気を使うくらいがいいよとのこと。
それは、赤ちゃんも一緒だと思うんです。何も知らない赤ちゃんにとって、毎日は刺激的なはず。毎日いろんなことを学んで、いろんなことを考えていれば寝言も出ますよ。なら、赤ちゃんの寝言は何を言うのでしょう?
赤ちゃんの寝言は泣き声
私の子もよく寝言言ってます。寝言を言う度に、今日も楽しく過ごしてくれたんだなぁと微笑ましくなります。ただ、そんな赤ちゃんの寝言は、はっきりとした泣き声です。
そりゃ、しゃべれないなら寝言も泣き声になりますよね。よく考えればそうなんですが、泣くと抱っこしたくなるのが親ってもんです。赤ちゃんの寝言が泣き声だと知らなければ、たぶん泣く度に抱っこしていたと思います。そうなると、どうなるか。夜泣きに繋がることもあります。夜泣きはやめてほしいですよね。なので、夜泣きと寝言の見分け方を知ってください。
夜泣きと寝言の違い
大きな違いは泣いてる時間の長さ。大人でも寝言で延々としゃべってる人ってそんなにいないでしょ?それと同じで、赤ちゃんの寝言も長くても数十秒程度です。あと、寝言だと涙が流れないのと、近寄ってもこちらに気がつかないです。
私達夫婦は、赤ちゃんの寝言を理解していたから、夜中に泣いたら息を潜めて寝言か泣いてるのかを確認しています。そのおかげか、夜泣きもなかったし、夜中に起きても1人でベビーベッドでゴロゴロして遊んでてくれます。朝まで私達を呼ぶことがないので、あまり睡眠不足にならずにすみました。
寝られるというのは本当に幸せです。なので、家族で赤ちゃんの寝言を理解して、できるだけ親も寝られる環境を作ってください。
まとめ
ということで、赤ちゃんとの生活のため、できるだけストレスを減らして過ごすために共有しておいてほしい知識2つでした。
次は、妊娠中にしておいたほうがいいことの番外編です。